じゃじゃーん

皆様、やっちまいましたぜ。
前回（さつまいものスープ）の予告通り今回は秋の珍味・栗のスープだよ。



本当は先週の予定だったのだけれど、
「栗は寒いところで寝かせると冬と勘違いして糖がどうたらこうたらとなって甘くなる」（冬を越したじゃがいもが甘くなるのと同じだな）という情報を入手したので、買ってきた栗たちを

「もうすぐ冬になるからうちで寝ていきなよ。春が来て花が咲いたら起こしてあげるからね」

と、ダマして冷蔵庫のチルドルームにフトンを敷いてやって寝かせること5日。
ヤツらが気がついたときには時すでに遅し。熱湯ブロの中だったのでございました。



しかし、栗ってのは皮をむくのが本当に大変。
しかも、鬼皮・渋皮と2枚も着込んでいるのを脱がせなきゃいけないんだから。
それでも私は頑張ってムキムキしたぜ。あー、指が痛い。

私が指を痛めながら一生懸命むいた栗をブイヨンでコトコト煮ている最中に口の中に1個放り込んで食べてみたのだけれど、



う、









うめー。








ポックリポクポクのそれは、ため息が出ちゃうようなうまさでございましたのよ。
はぁ。

さて、
私が指を痛めながら一生懸命むいた栗（←どうしても栗をむいたことを誇示したいらしい）に火が通ったところでミキサーにかけて牛乳を少々。仕上げにはバターの塊をエイヤッと落とす。



食べたことがないので想像だけで作ってみたのだけれど、これはイケた。

栗を騙した甲斐があったよ。フンワリとした甘さがたまりません。
密度の高いしっかりした味わいはナッツのよう。（確かに木の実だもんな）
塩はブイヨンの塩気とバターの塩気のみなのだけれど、それで十分に甘みを生かしておるではないか。

うまい～。
とっても濃いこれは小さなボウルで少～しだけいただくのがいいかも。貴重品だしなー。
今回はクリームは使わなかったけど、泡立てたクリームを載せてもいいかも。

しかし、スープはうまいが写真がマズい。
いくら写してもピンボケなんだよ。何度も撮り直しをして数十枚撮ってみたけれど、
辛うじて使えたのは↑の一枚のみという有様。
何をやってもピントが合わないんだけど、デジカメ、お前は栗が嫌いなのか？
今日はこれでカンベンしてください。

しかし、栗って何？
野菜？果物？