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カテゴリ:お出かけ
3週間も留守にしていたところ、あんなに寒かった東京はすっかり春へと様変わりしており、
先日まで北海道で大雪に埋もれていた私は冬眠から目覚めた動物のような気分でおります。 さて、時間を先月の22日に戻してみましょう。 *** 昨年の冬は、わざわざ一旦大阪まで行ってから北海道へ向かうという何とも酔狂な手段で帰省したものですが、いくら私たちでも今年はそんなバカなこたぁしません。素直に帰りますよ。 北海道への玄関口といえばやっぱりここだよな。 あゝ上野駅♪ (BY 井沢八郎) 羽田空港じゃないのかって? 普通の人はそうなんですか? で、この上野駅から私の実家のある 札幌市のお隣の街まで帰ります。 午後9時53分頃郡山を通過。 このくらいの時間帯だと東京都内の駅はまだまだ人がたくさんいる頃なのですが、 地方へ行くととんと人気(ヒトケ)がなくなるのですね。 気がつけば函館。 いよいよ北海道ですよ。長い道のりでした。 北海道に入ると雪が音を吸って列車の走行音がぐっと静かになります。 あ~、北海道だな~、と思う瞬間です。 八雲駅の除雪のおじさんたち。 お疲れさんです。 登別。そう、温泉で有名なあの登別。 温泉までは駅から結構距離があります。 とめこめー。 ここまできたら江別はもうすぐだよ。 ?! ここまできたら もう線路がなくなってしまったので 今度はバスに乗り換えて実家へ向かったんだよ~。 さすがに襟裳岬のバス停から乗るお客さんはいなかったねぇ。 駐車場だってガラガラだよ。 さて、気を取り直してバスは十勝へ向けて 黄金道路をビュンビュンと飛ばすよ。 (この道路を作るのに莫大な費用がかかったため黄金道路と呼ばれています) 途中から吹雪き始めたけれど、ここの路線バスはそんなにヤワじゃない。 3人しか載せていないバスは無事に広尾到着。 ちなみにこれが私たちの乗ってきたバス。 この後すぐにまた様似へと戻っていきました。ハードだねぇ。 でも、私はこの道が大好きなのでむしろうらやましいくらいだわ。 ここからまたバスに乗って帯広へ向かったのですが、 乗車直前からものすごい雪が降り始めました。そのうち風も出てきて猛吹雪に。 バス停で待っている高校生達などはすっかり雪ダルマ状態で、 バスが来た時に自分がいることを積極的にアピールしないとわからないほどです。 しかし、そんな猛吹雪もものとせずバスは十勝平野をずんずん走っていきます。 さすがは十勝のバスだよ。頼もしいね。 帯広へ到着した頃にはすっかり吹雪は止んでおりましたが、 日もとっぷり暮れたのでこの日はここで一旦中断することに。 *** さて、私たちが帯広の街で英気を養っていたこの頃、 私の実家のあるあたりは爆弾低気圧の影響で大荒れに荒れており、 もう大変なことになっていたそうです。 そんなことになっているとはつゆ知らず、私たちはまぁ暢気に過ごしていたわけですよ。 *** あゝ帯広駅♪ (そんな歌はありません) さて、実家へ向かって長い旅は今日も続きます。 帰省ってのはなかなか大変なものなんだよ。 この日は大雪の影響でダイヤが大幅に乱れておりもう大変なことになっていた様子。 「なっていた様子」って、他人事みたいに言っておりますが、何故なら私たちは こーんなところを経由する鈍行列車に揺られていたから。 帯広から札幌方面へ向かうのならば、普通の人は特急を利用して向かうでのしょうが、 (石勝線経由。新得-トマム-南千歳などを経由する幹線) 普通じゃない人々は札幌までえらく時間のかかるこちらを選んだというわけなのでございます。 しかし、この日は千歳のあたりが猛吹雪に見舞われたため除雪が追いつかず、 特急の走る路線は発車の見通しが立たない状態。 私たちの選んだローカル線の方が時間はかかるものの、こちらの方が確実という予期せぬ展開となったのでした。(私たちはそんなことは意図せず、ただ単に最初からこの時間のかかる方に乗るつもりだったバカ者だったのですが) さて、列車は 定刻に滝川到着。 世間では大雪の影響で大変なことになっていることとはつゆ知らず、 私たちはそこをうまーくすり抜けてここまでやってきたのでした。 しかし、 滝川と実家の最寄の駅の中間地点である岩見沢の駅で初めてその混乱を知ることとなりました。 何故ならば大幅にダイヤが乱れており、乗り換える予定の列車がやってくる見通しが立たないから。 いや~、世間は大変なことになっていたのね。 それでも私たちは運のいい方で、岩見沢の駅で待ったのは1時間程度。 家に到着したのは上野駅を出発して48時間と30分ほど経った24日の午後7時半。 うちのかーちゃん、 私たちがすっかりこの大雪の混乱に巻き込まれてしまったと思ってたらしい。 「あんた達は一体どこで遭難しているかと思ったわよ~」 そうだよなぁ。 「22日に家を出て24日に着くから」としか伝えてなかったもんなぁ。 おまけに私たちはケータイも持ってないし。 帰省に際し、一部読者から「真っ直ぐ帰るわけがない。どこかに寄るはずだ、帯広だとか。」との鋭い御指摘を受けましたが、ハイ、全くその通りでございましたね。なかなかよく読み込んでいらっしゃる。 実はこんな帰り方をするのは初めてじゃございません。 何年か前にもこんな帰り方をしましたねぇ。 (その時は帯広から三国峠を経由するバスで旭川まで出ました。楽しいバスでしたね。) さてさて、 無事に実家へは到着したものの、 予期せぬ目まぐるしい日々が私を待ち受けていたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.03.18 15:12:31
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