47型のVIERA購入に伴い、スカパーを契約したのは前にもご紹介しました。
今日はなんとなく眠れなくて、スカパーをつけたら。
いつもはAXNでCSIを見たり、スーパードラマTVでHEROSを見たりしてるのですが、
今日は映画を選択しました。
すると「SAW2」と「SAW3」が連続放送!!
重すぎるし、痛すぎるから、観なきゃいいのに。
観ちゃうんですよね…
連続放送の訳は、11/28に「SAW5」が日本上陸ロードショーだからのようです。
「SAW1」では、ジェームズ・ワン氏がストーリー性を重視した作風を意識し、
「SAW2」~「SAW4」では、アーレン・リン・バウズマンが緻密で過激な演出を盛り込み、世界中を沸かせました。映画会社より観客に喜んでほしいという彼のスタンスも影響したようです。
ジグソー役のトビン氏の怪演も見所でした。
「SAW5」では、デビッド・ハックル氏が監督をし、ストーリー性に立ち返り、長い時間をかけて物語を練っていると話していました。楽しみです。
SAWの良さは、映像こそ怖いものの(R-15)、単なるホラー映画ではない製作側の意図があるからです。
確かに相当痛そうで、辛いです。
心理描写も綿密なので、感情移入してしまうと胃が痛くなるかもしれません。
しかし、人間とは何なのか、倫理感や生きることの真髄を考え、突きつけられる主旨のようです。
「SAW3」では、息子を殺された父親が、息子の死に関わった人々の壮絶な死の極みに許せるかどうかを問われ続け
“人を赦す”というのがどういうことなのか考えさせられる内容です。
JIGSOWの作品中のセリフには、考えさせられるものが何度か出てきます。
「生きる意志があるのに、可能性を放棄するのか」
「生を尊重しないものは生きるに値しない」
「息子が死にかけているから、彼の罪を許すのか?」
「ダーウィンの進化論は、今の世界に適合しない」
彼はさらに人間の倫理感を突き付ける。
彼こそが絶対的な理想論者なのかもしれない。
そして映画の終盤で、JIGSOWはこう言い放ちます。
「ただ座って話をするだけで、全員が助かったのだ」
自分以外の誰かを生かそうとする意思が試される、と。