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カテゴリ:教育に思うこと
「保幼小中の連携」の研修会に行った。最近、教育委員会は「保幼」とか「幼小」とかの連携に力を入れているらしい。今日もそこそこ多くの保・幼・小の先生が集まっていた。
私の幼稚園は小学校との兼務だし、近いし、とても「連携」していると思う。 飲み会も職員旅行も一緒にするので、隣の小学校とは先生とも給食調理員さんとも司書さんとも親しくしていて何でも聞けるし、行事に招待したりされたりはしょっちゅう。校庭やプールや図書室も気軽に貸してもらう。 そういう環境で何年も過ごしていると、それが普通みたいに感じていたけど、そんなのはすごく珍しいらしく、よその先生の話を聞くと、「同じ敷地内にあるけど全く交流していない」「幼稚園でどんなことをしているのか全然わからない」という話ばかりで、う~んとうなってしまった。 確かに、うちの幼稚園・小学校みたいな小規模校ではやりやすいけど、大規模校では難しいんだろうなあ… というより、ずっと昔から感じていることだけど、小学校教育と幼児教育の間には、深い、深~いミゾがあるように思う。 「幼稚園は義務教育ではないので、幼稚園での経験を考慮せずとにかく小学校では一律に0から始める」とか、「先入観を持ちたくないから、幼稚園での様子は別に聞きたくない」とか、がっかりする話をよく聞くし、「小学校では学習だけど幼稚園は遊ばせているだけ」「幼稚園で遊ばせてばかりいるから学級崩壊する」とか、さらにがっくりする話も聞くし(;_;) お互いに相手のことを知ろうとする努力が必要なんだろうなあ、と思う。 まっ、中学校や高校の先生と話をすると、「幼稚園は遊んでればいいから楽だよね。えっ、大変?どこが?じゃ、お昼寝させとけば?」と言われたりすることもあって、呆然とすることもあるから、小学校の先生はまだましなんだけど(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.08.21 08:10:34
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