今日の新聞に、「男女共同参画社会に関する世論調査」の記事が載っていた。
　「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方に「反対」と答えた人が半数を超えたとか。
　
　グラフを見ると、私が高校時代のころには、「反対」はたった２割だったのに、である。隔世の感があるな～。
　私は教育学部出身なので、クラスメートも多くの人が教師になったけれど、結婚して辞めたり、子どもができて辞めたりして、今でも働いている人は案外少ない。もったいない話だと思う。やっぱり、まだまだ「妻は家庭」という考え方が強かったのだろうし、子どもを預けて働けるような環境も整っていなかった。
　今は…たぶん教師なんていう「そこそこ稼ぎのある」妻をむざむざ辞めさせるような夫はあまりいないのでは？(^^;)
　
　でも「夫は仕事、妻は家庭」像がくずれたとはいっても、女性が社会進出したり自己実現したりしたいから、男性もそれを認めているから、ではなくて、「ほんとは家庭を守ってほしいけど経済的に苦しいから」とか「ほんとは仕事したくないけど経済的に苦しいから」という理由も多いだろう。
　男性も女性も、働きたい方が働くとか、家庭を守りたい方が家庭を守るとか、半分ずつ協力して働くとか、家庭によっていろいろな形で働けたらいいのになと思う。
　
　固定的な「夫は仕事、妻は家庭」でなくなるのは、個人的にはとてもいいことだと思うけど、そうなると、やっぱり幼稚園界は存続の危機になるんだよね～(^^;)　子どもたちは保育園に行ってしまうから。
　今は、世の中の激変と一緒に幼稚園も保育園も激変していて、いろんな方向を模索している時代。そんな激動の時代に幼稚園の先生として関わることができたのは、おもしろいと言えばおもしろいのかな～(^^;)