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この間の鉄道事故では、日常生活が無事に過ぎていくことのありがたさを思い知らされた。
家族や友達がそばにいてくれることは、普段何とも思っていない当たり前のことだけれど、それはとても危うくて、いつ壊れてしまうかわからないものだ。ことさらに感謝の気持ちを伝えたりもしないけれど、いつも大切に思っていなきゃいけないなあ…と痛感した。 電車が1分やそこら遅れたための事故だというのが、たまらなくやりきれなさを感じる。 電車が1分でも遅れたらイライラするのが人間。信号待ちでも、レジでも、待たされたらイライラ。私もそう。 電車は時間通りに来るのが当たり前…だと思ってる。だけど、ほんとは当たり前なんかじゃない。その当たり前なことは、多くの駅員さんの毎日の努力によって成立しているものだ。 考えてみれば何だって当たり前なんかじゃない。毎日ご飯が食べられるのも、洗濯した服が着られるのも当たり前じゃないし、学校や幼稚園に行った子どもが無事に帰ってくるのも当たり前じゃない。お店に行くとものが買えるのも、町に治安が保たれているのも、当たり前のことじゃない。 それはすべて、多くの人の努力によって支えられているもの。 お金を払っているから、その人の仕事なんだから、税金を払っているから、してもらうのは当然と思っているし、感謝もしない。そのくせ少しでも支障があると声高に文句を言ったり、少しでも損すると腹を立てたりする。 でも、仕事しているのは機械じゃなくて人間。仕事でお金をもらっているからだけではなくて、みんなが自分のできない分を助け合って分業して生きているんだから、そのつど感謝して受け取っていきたい。 …いつも忘れてしまうんだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.01 14:25:20
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