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カテゴリ:教育に思うこと
今、「いただきます論争」というのが盛り上がっているらしい。
きっかけは、「給食の時間に、うちの子には『いただきます』と言わせないでほしい。給食費をちゃんと払っているんだから、言わなくていいではないか」と学校に申し入れた母親がいたという話。 最近は「お金さえ払えば何をしてもいい」「お客様なんだから何を言ってもいい」みたいな風潮があるから、こんな人も出てくるのでしょうね~。 でも、ほとんどの人は否定的な意見みたいだし、こういう母親みたいな人は少数派である、と思う。(思いたい) うちの幼稚園でも、おやつやお弁当の前には「いただきます」「ごちそうさま」を言う。 ただし、「手を合わせましょう」とは言わないし、教師自身が子どもたちの前で手を合わせることもない。手を合わせると宗教的になってしまって公立の幼稚園としては×だと思うので...。(もちろん、子どもたちが自分で手を合わせるのは自由。) 手を合わせなくて言葉だけでも宗教的かもしれないけど...(^^;) でも、美しい習慣だと思う。お金を払った人が誰であれ、料理を作った人が誰であれ、たとえ道ばたの野草を食べる時でも、命をいただくことに感謝して「いただきます」と言いたいと思う。 それとは少し話が違うけど、何であれ「あいさつ」はとてもいいことだと思うのだけど、強要はよくないとも思う。保護者の中には、黙って恥ずかしそうにしている子に対して「ほら、ごあいさつは?!おはようございますは?!」とうるさく言う人がいるけど、そういうのってイヤ(^^;) 言葉で言えなくても、目を合わせてにっこりするだけでもあいさつの気持ちがあればいいと思うし、無理矢理言わされて言われてもうれしくない。親や先生が気持ちよくあいさつをしていれば、強要しなくたって子どもは見て学ぶと思う。 やっぱりどんなことでも、親の考え方、態度を見て子どもは育っていくのだろうな。「お金を払っているんだから」と言う親からは、どんな子が育つのだろう...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.28 08:25:59
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