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カテゴリ:幼稚園のこと
昨日、私とフリーの先生のふたりが転勤することが公表されたので、今日は何人かが子ども連れで挨拶に来てくださった。
明日は最後の日なので、ひそかに集合がかかっているらしい(^^;) 新学期になってから退任式もあるのだけど、年度末に大挙してご挨拶に来てくださるのがこの幼稚園の人情に厚いところなのである。 しかし、お母さんたちは、子どもたちになぜか 「まりか先生、幼稚園をやめるんだよ~。」という説明をする。 辞めるわけじゃなく、ただ転勤するだけなんだけど~(^^;) お母さんたちにも、それはわかっている。次に行く幼稚園も知っているし、辞めるわけじゃないことはよく知っている。だけど、「幼稚園をやめるんだよ~。」という説明になってしまう。なぜだろう? たぶん、お母さんや子どもたちには、この幼稚園は唯一無二の幼稚園だからだろう。市内の幼稚園を転勤して回る私たち教員にとっては、たくさんある幼稚園のひとつだけれど、お母さんや子どもたちにとっては、この幼稚園に来ること、そして去っていくことだけが問題であって、「この幼稚園」を去っていくことは「やめる」ことなのだろう。 子どもたちにとってはたったひとつ、一生にひとつの幼稚園、一生のうちに1~3人しか出会えない幼稚園の先生。 唯一無二の幼稚園の先生になれてよかった。この幼稚園で出会えてほんとによかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.31 07:32:59
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