起立性調節障害の日々

　新校舎での校長室の卒業式は今回がはじめてだったのだと思う　校長室はとても広くて明るい部屋だった　そして毎年こんな風に心温まる素敵な卒業式があって巣立っていく卒業生がいる事も知った
　もう一人全くこれていなかった子もこんな形で行ったのだと担任から聞かされ、一人一人きちんと卒業生として見送る学校の姿勢はとても素晴らしいと思った
　たぶん三年生の中では一番手をかけてもらい、心配してもらったんだと思う　ここまで面倒をみてもらって改めて学校には感謝の気持ちでいっぱいだ
　式が終わって事務室でお茶を飲んだ時は息子もすっかりリラックスした様子で笑顔も見られた　帰り際に図書室の前を通ったら息子の模型工作がまだ飾られてた　持って帰ろうか?と促されたら「あっいいです　そのまま飾って置いてください　持って帰りたくなったら自分から取りに来るんで」と自分でしっかり言っていた　
　そして今、気持ちは高校に向かっているようで、通勤カバンと携帯を買いたがっている
高校へのステップが突破口になればいいと思う