朝起き出来ない慢性疲労症候群
「学校を捨ててみよう」 三池 輝久著 より 自律神経も、ホルモン分泌も、脳温設定も混乱してしまった慢性疲労症候群では、睡眠覚醒の周期は24時間を越えてしまい、生活時間と社会活動時間に微妙なずれが出始め、しだいにそのずれが大きくなっていく 慢性的な時差ボケ同様の生活となり、すっきりした精神・身体活動ができず、社会生活を断念すると同時に非常に長い睡眠時間(平均10時間)が訪れる 起きる時間は遅くなり、活動に向けての心身の準備が整う時間は午後になってしまう 社会活動時間である朝は、彼らにとっては真夜中となる しばらくの間は気合で朝起きを頑張ることが出来るがそのがんばりも長くは続かない ついには家族からどのように振り起されても反応さえしなくなって眠り続ける 学校や社会の時間に合わせて彼らを無理に起こす行為はむしろ有害であり、彼らの健康状態を改善させることが出来ない 無理に起こさず、10時間の睡眠時間を確保しなければならない うちの息子はまさしくこの状態 やはり無理は禁物だ