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どうもお久しぶりです。
えがまりです。 今日は今私が一番お気に入りの本を 紹介したいと思います。 一番初めに言っておきますが、 オチはない。 さて気を取り直してー、今一番ハマッてる本。 ジャンッ 夫婦茶碗 町田 康著 これは入院した際に友人Mから借りたもの なのですが、内容がやばい。 まぁ簡単に言ってしまうと、 ある男の人と、その奥さんの結婚生活なんですが 男は働かない。ご飯を食べるお金もない。 そして男は足りないものは ”生活の潤い”だった事に気づく。というお話。 まぁ細かく言ってしまえばもっともっと おもしろい場面がありますが。 そこで今日は最強におもしろい部分を 一部抜粋して皆さんにお伝えしましょう。 みんな失禁しないように気をつけてね。 さっ行くよ~♪ そこで私はドアーを開け、大声で、「ただ山今夫」と怒鳴った。げらげらげら。 ただいま。といえば味もそっけもない帰宅の文言を 人名になぞらえ、ただ山今夫。あっはっはっはっ。 うるおいがある。これだよ、これ。 我が家にはこれが欠けていたのだ。なるほど。 と、玄関で一人喜んでいたのであるが、そのうち、 うるおいはなくなった。 うるおいは独力で達成される類の情趣・情感ではない。 人の間と書いて人間。誰かこれを共有する者がなければ、 人間的とはいえぬのである。 この場合で言えば、間髪を入れず、玄関に出迎えた妻が まじめな顔で、「丘エリ子」と言うべきで、 妻がそう言った後、約二秒間沈黙し、突如爆笑、 「ただ山今夫、丘エリ子、こいつぁいい」 などと言い合って、互いの肩を抱き、身をうち震わせて 爆笑しなければうるおいとはいえぬのである。 とまぁこんなことからダジャレ合戦が始まり、 「あなたのおっしゃることはさっぱり和歌山県ですわ」 「君こそ、いい加減にシュバイツァー博士」 などど言い合ってこの人らのコミュニケーションは 断絶状態となり果てるってわけさ。 まぁこの手の類の高度でお洒落なオヤジギャグが 満載なこの単行本。 皆さん一度は読まれて見てはいかがでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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