テーマ:介護・看護・喪失(5316)
カテゴリ:介護
つかんだら離さない、おばあちゃんの手。 でも、この日はたまたまかも…。点滴のあとが痛そう。 8月中もたないと言われたおばあちゃんは、がんばっています。 介護士さんにも「ようがんばってるわ」と言われています。 でも、そばにいるわたしとしては「がんばってる」と思うのが辛い。 だって…!! お食事が摂れなくなって、1ヵ月以上が経っています。 ハチミツで「ごっくん」している様子から介護が変化したのでしょうか? 介護士さんが「チュッパチャプス」を溶かして綿棒につけて、 おばあちゃんに与えてくれるようになりました。 最初に冷たい水を含ませた綿棒で、お口を拭いて、唾液を出してから、 溶けたチュッパチャプスを舌に擦りつけてくれました。 わたしが見た時は2度目だったみたいで、1度目は、おめめぱっちり!したそうです。 介護士さん曰く、 「こんな美味いもんあったんかー!みたいな目してたね。^^」 「今日はりんご、明日もりんご、明後日もりんご。そのうちイチゴ持ってきてあげる。^^」 それを見て嬉しくなったわたしは、色々なチュッパチャプスを大人買いして、 「おばあちゃんにあげてください」と、ホームにお預けしました。 仕事帰りに1時間、ホームに通うようになって、わたしは少しだけ心に余裕を持てるようになりました。 骨盤を持ち上げるように身体を横にしたまま、背中をぽんぽん叩いたり、 あくびの直後にお顔をマッサージして、「ごっくん」を促せるようになりました。 これが出来るようになると、むせたりしても、怖さが薄らぐんです。 残念ながら、夏休みの介護教室では教われなかったことだけど、 わたしのすることは全部、ホームの介護士さん直伝です。 母親からは、 「ヘルパーさんたちにもプライドがあるんだから、お世話しすぎたらだめよ」 …と、注意されます。 わたしが余りに色々介護士さんに聞いたりするので、お医者から 「説明はお母さん(おばあちゃんの娘)同伴の時にします」と電話が入ったのだそうです。 ですが、でも…! おばあちゃんには、明日が来ないかも知れないんです。 そう思うと、なんでもいいから、手を出したくなってしまうんです。 たった1時間のことだけど…。 つい、ナーバスになっちゃう。 おばあちゃんの点滴その1 おばあちゃんの点滴その2 血管がもろくなった おばあちゃんは、体中のどこからでも点滴されます。 落ちにくくなると「もれてるから」と言う理由で、早めに引き上げられました。 わたしは見ていても、皮膚の下にどうもれてるのか、全くわかりません。 考えちゃいけないけど、 おばあちゃんの左手の人差し指の爪と、わたしの右手の人差指の爪。 まるで白いマニキュアをしているように見えますが、おばあちゃんの手は素手です。 調べによると(どこのや?)、爪が白くなる時は心臓などの内臓が弱っていることを意味するのだと聞いています。 おばあちゃんは、もともと心臓弁膜症でした。 若い時(わたしが産まれるずっと前)に、長くは生きられないだろうと言われたおばあちゃんでしたが、徹底した食事制限(肉類を一切食べない)のせいか、誰もが認めるご長寿になりました。 今より元気な時、両親や犬のゴンはよく会いに行っていたけど、 わたしは会いに行かなかった。 今になってそばにいる わたしを見て、おばあちゃんは何を言おうとしてるのだろう。 おばあちゃん、わたしが、わかる? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月24日 22時38分43秒
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