■■蛋白質は４２℃以上で固まります■■

【ヒロ】　体温計には４２℃までしか目盛りが無いよね？
【●ジ】　４２℃以上は必要無いっすから目盛りが無いっすよ。
【ヒロ】　必要無い？
【●ジ】　はい、必要無いっす。
【ヒロ】　でも、ボクはハシカを子供の頃にやった時に４２．５℃まで体温が・・・・
【●ジ】　は？　何で計ったんすか？
【ヒロ】　１００℃の目盛りまである温度計だけれど・・・・
【●ジ】　そりゃ温度計の誤差っすよ。
　　　　　いや、体温が一時的に４２℃を超えることが無いとは断言しないっすよ。
　　　　　でも、継続的に４２℃以上の体温になっているとヤバイことになるんすよ。
【ヒロ】　脳みそが溶けちゃうとか？
【●ジ】　逆っすよ。
【ヒロ】　逆？　ということは脳みそが固まるのかな？
【●ジ】　そのとおりっす。
　　　　　いや、脳みそがイキナリ固まることは無いっすが（笑）
　　　　　しかし、高温の体温にさらされた体の部位から固まって行くっすよ。
　　　　　人間は蛋白質の集合体っすよね。
　　　　　骨は違うっすが、人間の殆どは蛋白質で出来上がってるんすよ。
　　　　　その蛋白質が茹で上がる最低温度は４２℃なんっすよ。
【ヒロ】　へぇ～☆（Ｍａｘへぇ）
　　　　　ということは、４２℃の湯で茹で卵を作れるのかな？
【●ジ】　長時間４２℃の湯に浸けておけば茹で卵になるっすよ。
【ヒロ】　では、４２℃以上の熱い風呂に入っていると危険じゃないかな？
【●ジ】　いや、あくまでも体温が４２℃でｋｅｅｐされていたらって話で、
　　　　　４２℃以上の湯に浸かっているからっちゅう話ではなくって（笑）
　　　　　４２℃以上の風呂に入ってたって体温は３７℃ちょいにしかなんないっすよ。
　　　　　風呂の湯に浸かってて体温が４２℃になるまえにノボセて倒れるっすから（笑）
【ヒロ】　あ、そっか☆
　　　　　茹で上がる前にさ、のぼせ上がってしまうか（笑）

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■■ヤケドは？　感電は？■■

【ヒロ】　あれ？　ということは、火傷は？
【●ジ】　ヤケドにも色々あるっすが・・・・
　　　　　高温の湯でヤケドした場合には茹で上がってるっすよ。
　　　　　ストーブなど熱いものを触った場合は焼きあがってるっす。
　　　　　どちらにしても、身体の蛋白質は固まっちまってるっすよ。
　　　　　で、一度固まった蛋白質は元に戻せないっす。
【ヒロ】　感電でもヤケドをするでしょ？
【●ジ】　その場合に一番怖いのは血液の沸騰と凝固っすよ。
　　　　　高圧電流で感電すると血液が沸騰するんすよ。
　　　　　血液も蛋白質の集まりなんで、沸騰すれば固まる。
　　　　　要は、血液の凝固ってやつっす。
　　　　　この現象が心臓部分で起こると一発でお陀仏っすよ。
　　　　　感電したって外傷が全然無い綺麗な身体なのに・・・・
　　　　　いわゆるショック死しちまってるのは血液の凝固によるものも多いっす。
【ヒロ】　は？　見た目には外傷が一切無い程度の感電でも死んでしまうの？
【●ジ】　いや、違うっすよ。
　　　　　外傷として現れてなくとも体内では悲惨なことになってるっすから。
　　　　　例えば、左手で６０００ボルトの電線を掴んで足がアースに直結した。
　　　　　簡単な話、高圧電流を左手で掴んで地面に足が付くと・・・・
　　　　　左腕から心臓を通過して、足を通して地面へ高圧電流が流れる訳っすよ。
　　　　　それがっすね、ほんの一瞬の出来事でも心臓内の血液が凝固すればヤバイっす。
【ヒロ】　なるほど、心臓の中の血液が一部でも固まると・・・・
【●ジ】　そういうことっすよ。

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■■激しい運動では？■■

【ヒロ】　炎天下などで激しい運動をしていて体温が４２℃を超えることは無いのかな？
【●ジ】　無いっすよ。絞れるほどに大汗をかいてるっすよね。
　　　　　その汗が出ているうちは３８℃以下の体温で推移するっすよ。
　　　　　っていうか、４２℃を超えて体内の蛋白質が茹で上がる前にっすね、
　　　　　運動不足ではない人ならば脱水症状に気づくっすよ。
【ヒロ】　運動不足では無い人？
【●ジ】　普段からスポーツに勤しんでいる人のことっすよ。
　　　　　特にプロスポーツ選手なんて水分補給のタイミングに神経を配ってるっすよ。
　　　　　それすなわち、体温の維持が根底にあるっすから。
【ヒロ】　運動不足な人は？
【●ジ】　熱中症というモノで倒れてるっすよ。
　　　　　その時に体温が４２℃を超えているのか？
　　　　　ハッキリ言って超えてないっすから。
【ヒロ】　万が一、熱中症で倒れた時に体温が４２℃を超えていたら？
【●ジ】　超えてたら、間もなく死ぬか仮死状態になってるっすから。
　　　　　しかし、現実問題として体温が４０℃超える前に倒れるっすよ。
　　　　　４２℃を超えるまで倒れない人は、逆の話「超人」っすよ（笑）

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■■無理せず病院へ■■

【●ジ】　んで？　先輩が子供の頃に麻疹（ハシカ）にかかった時どうしたっすか？
【ヒロ】　家で寝てたよ。
【●ジ】　そうじゃなくってですね、病院に行ったんすか？
【ヒロ】　４２℃位の熱なんて寝てれば下がるからって母親に言われたから・・・・
【●ジ】　無謀ぉぉぉー！！
　　　　　皆様へお願いっす。熱も４０℃を超えたらソッコウで病院へ！
　　　　　っていうか、４０℃を超えなくとも高熱が出たら病院へ！
　　　　　３８．５℃以上だと市販の風邪薬じゃ対処できないっすから☆
　　　　　３８．５℃以上だと解熱剤を打たないと駄目っす。
【ヒロ】　３８度線って朝鮮半島にあったよね？
【●ジ】　全然関係無い話っすよ、そんなの☆
　　　　　いや、でも、３８℃以上の熱が続くようだったら迷わず医者へ！
【ヒロ】　へぇ、そういうものだったんだ。
　　　　　ボクは保険証なんて、ここ５年以上使ったことがないなぁ～☆
【●ジ】　大丈夫っすよ。もうイイ歳なんだから、そのうちに痛い目を見るっすから（笑）
【ヒロ】　ボクは若い♪
【●ジ】　と思っているのは先輩の意思だけっす（笑）
　　　　　身体は正直っすからね、そのうちに痛い目に遭いますよ（笑）
　　　　　とにかく先輩も３８℃以上の熱が続くようだったら迷わず医者へ。
【ヒロ】　んなの寝てれば治るよ。
【●ジ】　嫁さんを泣かせたくなかったら是非どうぞ（ニヤリ）
【ヒロ】　え？　・・・・分かったよぉ～☆
　　　　　ちゃんと言う事をきくよぉ～☆
　　　　　３８度線を越えると狙撃されるもんね。心しておくよ。
【●ジ】　いや、だから、それは意味が違うっす（笑）

（おわり）