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カテゴリ:言の葉
●美です\(^-^)/
だらしないの「だらし」って何ですか? 分かりませーん(>_<)/~★ 分かんない言葉があったら、国語大辞典よりも日本語に詳しい奈菜ママに聞くに限るですからー\(^-^)/~♪ ========== ■■倒置用法■■ 【●美】 ママぁ~、だらしないの「だらし」って何? 【奈菜】 「しだら」よ♪ 【●美】 ・・・・・はい? 【奈菜】 「だらし」じゃなくて、本来は「しだら」なのよ。 【●美】 んぢゃ、「だらしない」ぢゃないくって、「しだらない」なの? 【奈菜】 そうよ。本来は「しだらない」っていう単語なのよ。 【●美】 「しだら」が「だらし」って・・・・・ なんだか、「うまい」が「まいうー」みたいだ・・・・・ 【奈菜】 まぁ、●美ちゃんったら賢いわ♪ 「まいうー」なんて言ってるタレントが居るけれど、それと同じで、 本来は「しだら」という言葉を「だらし」と言っているにすぎないのよ。 そういう言い方を国文法では倒置用法というのよ。 【●美】 めんらー\(^-^)/ 【奈菜】 そうそう、それは、ラーメンの倒置用法ざますw あのね、「しだらない」っていう言葉にはね、 行ないや状態に締まりがないとか、乱雑・煩雑で秩序がないとか、 そんなような意味があるざますのよ♪ 【●美】 ありゃま、そりは、だらしないって意味ぢゃないですかー★ 【奈菜】 だから言ったでしょうw 元々の言葉としてはね、しだらない、それが本来で、 誰かが倒置用法を使ってだらしないと言い出して、 その言い方が流行でもしたか何かで、 いつの間にか、だらしないという言い方の方が定着しちゃった・・・・・ そんな感じで、しだらないは、だらしないという言い方が・・・・・ 【●美】 今ぢゃ、倒置用法の言葉が日常語になっちったですか? 【奈菜】 そうそう、そういうことざますのよw ========== ■■「しだら」は外来語だった!!■■ 【●美】 っていうか、「しだら」って何? 【奈菜】 シダラはね、梵語の「sutra(スートラ = 修多羅)」のことよ。 【●美】 スーダラ? 【奈菜】 植木ヒトシかいww 【●美】 スーダラ節・・・・・ 【奈菜】 違うざまーすww 「スートラ(修多羅)」はね、「経(きょう)」のことざますのよ。 【●美】 きょう? 昨日、今日のきょう? 【奈菜】 ●美ちゃん、違うざますのよww 今言ってるのはね、仏教で使われる「お経」のことよ。 正確には、祭式の方法を規定する要綱の書がスートラで、 スートラがなまって、いつの間にかシダラになっちったざますのよ。 【●美】 ありゃま、なまりすぎですからー(>_<)/~★ 【奈菜】 外来語なんて、どれもこれもなまりすぎてるじゃないのw コーヒーなんて、coffee(かふぃ)なのよ。 ウォーターなんて、本当はウァラァなのよ。 【●美】 うーん、なるへそ・・・・・ 【奈菜】 でね、祭式の作法もスートラに書かれているわけなのよ。 作法がいい加減なら、スートラ的に見て無作法だわ。 祭式の決まりきったスートラ作法を身に着けていない・・・・・ そんなのは、とてもみっともないわよね。 そのみっともなさを「しだらない」というわけなのよ。 現代日本は宗教の自由が憲法で保証されているけれど、 昔の日本はね、仏教が国教だった時代もあるのよ。 その時代には、当然に誰でもスートラを知っていたわけ。 だからこそ、スートラが身に着いていない、みっともない状態を言う、 シダラないなんて言葉も生まれるわけよね。 でね、江戸時代に倒置用法が流行した時期があったのよ。 現代日本では、タレントとか、業界人とか、 そういう人種がメンラー(ラーメンの倒置用法)だの、 まいうー(旨いの倒置用法)だの、 ルービー(ビールの倒置用法)だの、 なんだか知らないけれど、好き好んで倒置用法を使うけれど、 江戸時代の一時期、誰でも倒置用法を使った時期があったのよ。 その時期にね、「しだらない」は「だらしない」になって、 それがね、現代国語として生き残っちゃったのよ。 【●美】 良く知ってるですねー(びっくり関心中) っていうか、だらしないのダラシって外来語だったですか!! 【奈菜】 そういうことになるわね。 ダラシの語源になるシダラは、古代インド語のスートラなんですもの。 【●美】 うひぃー! びっくりですからー(>_<)/~★ っていうか、ウチのママは国語辞典より日本語に詳しいくって、 あらひは鼻高々ですからー\(^-^)/~♪ 【奈菜】 ●美ちゃんも日本人なんだから、 もっと、ちゃんと日本語を知りなさいね、いい子だから♪ 【●美】 うひぃー! そう来たかーー(>_<)ーー★ (「しだら」日記、おわりです\(^-^)/) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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