The 4th of July
この日はアメリカの独立記念日でした。アメリカの独立記念日でまず有名なのが花火です!私の街でもささやかでしたが、有りましたよー。日本なら、静けさの中に響く花火の音に風情があって、『タマヤー』という感じですが、アメリカ人の気持ちは、『WOW!』の一言に尽きます。一発、一発花火が上がる度にYEAHHHHHHH!WOOOOOOW!I like this!何て声が聞こえます。運が、良いのか、悪いのか、隣の家族連れがとっても興奮していました。クライマックスになって、花火が連発すると、ウォー! ウォー! ウォー! と雄叫び。アイドル歌手の親衛隊みたいでしたよ。その興奮ぶりが可笑しくて、私は笑っちゃったけど、夫はかなり迷惑そうな顔をしてました。そして、その花火の前にコンサートや出店が出て、ワイワイ人が集まります。今回行ったそのイベントはキリスト教会のイベントだったので、ちょっと変ってました。(花火に釣られて来た人が半数だと思います。)独立を祝うための、ミュージカルがありました。ジェファーソンとか、そういう歴史上の人物を装った衣装の人が出てきて。また、NAVY,ARMY,MARINE,AIR FORCE、各々の退役軍人さんたちに感謝する演出もありました。元軍人さんたちに起立してもらって、皆が拍手を贈るのですが、イラク、アフガニスタンに赴任していた人も来ていたので、皆特別な思いで拍手を贈っていました。そして、星条旗よ永遠にの大合唱ですが、全員起立、帽子は脱ぐ、心臓に手を当てて、祖国に敬意を示しながら歌うのです。このポーズをするのも、少しずつ慣れてきました。外国人の私としては、何だか変な気分ではあるのです。どこを見ても白人ばっかりのこの街では、ふとした時に『あー私ってやっぱり異国人』と感じてしまって。この数日はイベントに限らず、ラジオでも『アメリカ』と言うフレーズの入った曲が流れっぱなして、ちょっとウンザリしてきてしまいました。非国民かなぁ。こういうイベントの他にも、典型的な独立記念日の過ごし方として、家族が集まり、BBQをしたり、家の前でプチ花火大会をしたり。うちのご近所さんたちも、2軒合同でプチ花火大会をしてました。筒型の花火が主流でした。私もちゃっかり、それを見ていたのですが、密かに線香花火が恋しくなってしまいました。あの儚さが良いのだけどなぁー。何はともあれ、無事にこの国で暮らしていられることに、感謝する一日でした。