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テーマ:今日の出来事
カテゴリ:日本
日本滞在中に瀬戸市の図書館で「ゲバラの広島」(佐藤美由紀・著)という本に出会いました。本にはメキシコで父の上司だった方の写真も掲載されていて、御本人から確かチェゲバラの通訳を担当したという話を聞いたことがあることを思い出しつつ、一気に読み進める中でチェゲバラの広島への想いの深さ、その想いはカストロ氏に引き継がれ、キューバから世界への忠告・・「広島に行こう」即決、その日の深夜バスに乗車しました。
名古屋駅出発の広島行き深夜バスで原爆ドームの目の前の「広島バスセンター」到着。早朝、日常の広島の街を散策、大きな橋を渡って平和公園に向かうと同じように訪れている多くの外国や、日本の地方からの訪問者と遭遇。広島の幼稚園の子供達が先生に連れられ社会見学を行なっていて、幼い頃からシッカリ歴史を学んでいる環境を目の当たり。橋を渡ってすぐ「慰霊碑・原爆の子」。鐘の音色と共に多くの方が祈りを捧げていらっしゃいました。その周囲に千羽鶴を納めるガラスブースが並んでいます。当日奉納のためのブースが開いていたのでメキシコ制作ツルを美術館での病院作品ポスターと共に奉納。 2005年、愛・地球博のアンデス館の映像スタッフだったフリオ君(現・映画監督 Julio Martinez) と60周年原爆死没者慰霊式典に取材で訪れて以来、実に18年ぶりの広島原爆資料館。リニューアルされ新しくなった資料館は以前に比べて衝撃的な展示が削られ、現代的な映像での紹介と共にスッキリとした佇まい。この日は原爆体験伝承の講義に参加することができました。貴重で悲しいお話を伺った後、持ってきたメキシコ制作ツルを資料館にお届けしたく、伝承者の方に御相談、事務局の方にお渡しすることができました。 メキシコに戻ってきてから伝承者の方から御連絡を頂き、只今デザインを考案中というお便りを頂いて感動。2005年のフリオくんとの取材は映画「広島のビジョン」制作となり、2010年より映画を紹介する中で発展した「羽ばたきプロジェクト」は、2017年にキューバの国際教育会議で紹介され、パンデミックを経て在住メキシコの病院と大学で「精神衛生事業」となり現在に至ります。 長く深い道程の末、広島に御報告と共にお届けすることは目標でもありました。とはいえ伝承者のお話を生で伺い、資料館のボランティアの方々の御案内して頂いて、様々なお話を伺いつつ、現在の戦争の溢れる状況、変わらない原子力世界を想うと絶句。ここには「平和の聖地」としてのメッセージと遺産がシッカリと刻まれ残されています。新しくできた追悼平和記念館には亡くなった方々の御写真と名前、物語が映像に納められ、祈りを捧げるスペースが設置されていました。 帰国する度に訪れることを御約束、合掌・・ 佐野まり Facebook Mari Sano Aleteo Instagram amistadmusical お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.08 03:19:29
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