モリ-ナ新規オープン
ブエノスアイレスを再び訪れ、2001年より本格的に住み始めた地区「コングレソ」芸術関係者にとっては恰好の場所で、周囲には多くの文化関係の施設が軒を連ねています。何か見たいと思えば全て見られる..といっても過言ではありません。そんなコングレソに新たに文化施設がオープンしました。 大きくそびえる国会議事堂の横に、風車の設置された素晴らしい建築の建物があります。ブエノスアイレス栄光の時代には貴婦人が訪れる高級カフェとして賑わったモリ-ナ..1997年に閉店して以来、素晴らしい建築が残念な形で空家として暗く放置されていました。夕日や朝日を背景に眺め、あまりの素晴らしさに見とれ、憧れつづけてきました。昨日コスタネ-ラから自転車で戻ってきてフト見ると人垣が出来ていて木の板で閉鎖されていた入り口が輝いていました。まるで夢を見ているような気分、2丁先の自宅に自転車を押し込み、早速モリ-ナに一目散。想像した通り、中も凄い.. 大理石でガッチリ作られた階段、支柱、光り輝くプレートや扉、豪華絢爛な内装に多くのアートが散りばめられていました。ブエノスアイレス市主催の復興事業で、アートの祭典が行われていました。2階のサロンでは音楽会が行われていてエレクトリックでエスニックな前衛音楽家が演奏していました。新鮮な風を吹き込み、若者で賑わう新しいモリーナ..古き良き時代の上に歴史は重なっていきます。