アルゼンチン舞台撮影
昨夜の舞台撮影実習でグッタリしているところに再び撮影の機会が訪れました。クラスメートに年配のイブシ銀な女性がいます。鋭い目線と素敵な笑顔、徹底したコダワリを持って写真に向かっている方。そんな彼女から「絶対お薦め!」と誘われ、監督と親しい彼女が撮影許可をとってくれました。場所も自宅から5丁の最寄だったため、昨夜の撮影でグッタリしていたのですが、23時からの公演に駆けつけました。OLINDAという劇団によるミュージカルLVR。7人の登場人物が様々な問題を打ち明けるのですが、一人一人が最後それぞれの物語を替え歌にのせて熱唱。そこにダンスが大いに盛り込まれていて振り付けもなかなか良い、何より舞台が進むにつれ登場人物に親しみを感じていく..こうして劇団のファンになっていくのですね、きっと.. 衣装も鮮やかで楽しかった。ゲイ、人を殺してしまった娼婦、強姦の被害者、過食症の女性、恋人の出来ない女性、妄想に悩むピエロ、結婚の夢を失った独り身の女性.. 正直、物語は極端で単純でしたがスカッとする楽しさと躍動感に心打たれました。彼女のお薦めの訳がわかったのは終盤のダンス。羽根のような衣装がヒラヒラと揺れている中、青白い光が差し込み素敵でした。どこかでこの場面は見たことがあるような気もしないでもありませんが,, 主人公の周りをクルクル回る中で浮かび上がるもの..御馴染みな振り付けが今回の割とコメディータッチな舞台に突然あらわれると尚一層、効果的。本当に思わぬ掘り出し物とはこのことで.. 昨日重たい芝居の撮影でドンよりしていたものがスカッと晴れました。