出会い・彫刻の庭
メキシコシティ快晴、日曜日。会場に残した機材回収で文化センターに伺い、剣道講義の資料を提出、仕事を全て片付けると午後2時。皆に薦められているテオティワカンに行くには時既に遅し。メキシコ生活も後2週間、、貴重な快晴日曜日、何をしよう。。「フリーダの大きな作品を生で見たい!」以前から何度も行きかけた近代美術館へ行くことにしました。どうもメキシコ人と思われたらしく、、無料で入場することができました。有名な「二人のフリーダ」の前には常に人が立ちはだかっていて、監視の方が物凄い目を光らせ、作品に近づくものには容赦なく規制をかけていました。特に高校生らしき軍団は、作品云々よりも作品と一緒に記念写真を撮影することが目的のため、今にも作品に触れそうな勢いでハラハラします。そんなせわしない雰囲気のせいかユックリ作品を楽しむには至らず、、その先の落ち着いたコーナー、シケイロス作品に打ちのめされました。 美術館の作品を見て涙がでるほどの感動は初めてです。物凄い迫力とメッセージに満ち溢れていて、本当に魂のこもる作品の数々。現在、友人がシケイロスの映画を撮影しています。本当に特別なアーティスト、シケイロスの事がもっと知りたくなりました。 今日は思わぬ出会いに恵まれました。美術館の庭には数多くの彫刻があります。その中の一つMujer cabesa lebantada (頭をあげる女性、、でも「見上げる女性」としたい)何だかトテモ惹かれるものがあり、1時間近く眺めていました。チャプルテペックの自然の中で恍惚とした表情で佇んでいます。前向きな女性の凛とした姿が素敵でした。一緒に上を見上げるとトテモ元気がでました。踊るチャランゴ・メキシコ公演まで後12日12月12日(土)19時 ホセマルティ文化センター(同会場にて10,11日 剣道基礎セミナー実施 17-19時)Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano