佐野まり はちどりの庭 Mari Sano Jardin Colibri
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飛行機の中で知り合った大学の先生の御宅に招待され伺ってきました。本当に素晴らしい方々で遅くまで久しぶりにユックリはなしこみ、しかもアルゼンチン料理「ラビオレス」で迎えてくださって感激の一夜でした。ふとした出会いが思わぬ素敵な機会に繋がります。これから始る多忙な日々の前、束の間のリフレッシュに感謝。この新鮮な栄養と共に一気に駆け抜けていきたい。 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.30
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メキシコ滞在はや2週間、ようやくメキシコシティでの今後の予定をキッチリ煮詰めることができました。資料準備のため徹夜だったので更新全くできずにいました。予定はマルデ方位磁石で方角を定めるように、微妙に秒針が触れ、危うい状況でもありましたが、今は定まった予定に向けて周辺と各公演の土台を整えるのみ。間もなく現場でリハーサルが始ります。1番緊張しますが、最も充実した嬉しい一時でもあります。相性の良い音響、照明担当者とめぐり合えますように。10月14日(木)19時 ホセマルティ劇場11月13日(土)19時 国立大学放送局11月25日(木)19時 ホセマルティ劇場 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.29
手続きの関係でレフォルマ通りをずっと歩いているのですが、壮大な建物の数々に圧倒されています。とにかく大きい、、そんな建物を見上げているとトッテモ小さな自分に気が付いて、ときおり滅入ってしまいそうになります。勇ましいメキシコの国歌、誇り高い人々、、小さなハチドリはオロオロしながらも新しい風に乗ってフラフラと飛んでいます。 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.24
春をお祝いする挨拶状が着々とアルゼンチンより届いています。トッテモ寒かった長い冬の後、束の間の心地よい日々が続いているのでしょう。我が家近辺の大きな木々の並ぶ通りの木漏れ日、最寄の公園の様子を懐かしく想像しています。きっと多くの友人はマテ茶を片手にピクニックに繰り出していることでしょう、、途端に相棒マリオの事が思い出され、とっても切なくなってしまいました。エクアドル公演の後、映画上映の件で一人で黙々と煮詰めていたので、本当に仲むつまじく過ごしていました。寒い冬、ピッタリと寄り添って過ごした心温まる日々。肩に彼がいないのは本当に寂しいです。出発直前、マリオは泣いていました。とはいえ大好きな大家さんと一緒にブエノスアイレスの春、喜んで過ごしているに違いありません。創造が展開されるのは寂しいとき、実はこんな機会が非常に貴重であったりします。メキシコでマリオを思いながら、、新しい曲を煮詰めています。 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.23
激動すぎて文章がまとまらないため、日本語でのご報告は到着してから1度きり。まとめられないのは二つの思考が同時進行、両極端な人々の間を行き来している中で、一体どう表現していいのか、納得すればいいのか、わからなくなりました。それはアルゼンチンの200周年記念も全く同じ。湯水のように使用された多額の税金と裏腹に、人々の不満と哀しさは爆発寸前・・。のわりには思い切り弾けて楽しんでいる民衆の横顔・・。このために早く到着したわけで、人々の否定的な意見に寄り添って背を向けるわけにはいきませんでした。 ラジオもテレビも両極端な御意見が飛び交っています。そんな流れで遭遇した難問。今回の公演の大部分を請け負っている主催者との打ち合わせがメキシコ国立大学の食堂で行われました。その主催者の請け負うフェスティバルの趣旨は200周年の祝いに反対する意向での立場とのこと、、正直なところ芸術と政治は分けてほしい。人の作品や活動を巻き込まないで欲しい。一気に雲行きが怪しくなってしまったメキシコ滞在。とはいえ、、立ち止まってはいられないのです。目的は一つ、踊るチャランゴ物語を始まりの大地、父の愛してやまないメキシコで完成させるためにきました。誰かのネガティブと、この物語は関係ありません。 広い広い大学構内、、ここで今は亡き父は若かりし頃、第一回の日本・メキシコ間における交換留学生として学んでいました。初めて家族でメキシコを訪れた際に最初に連れてきてくれた場所でもあります。そのとき見上げたシケイロスの壁画が忘れられない、、どんな時も前向きな力強さを感じるメキシコ芸術、、日曜日だれもいない構内の遊歩道。青空の下で少し踊ってみました。 予定を全て返上しても、自由で前向な、本当に必要とされる場所で物語を築きたい。 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.20
今回は出だしから素敵な出会いに恵まれています。アルゼンチンからリマ経由、メキシコまでの長い空の旅、出発時に隣の席に座った長身のダンディなおじさま。荷物の楽器をトッテモ気遣ってくださって、そのまま音楽談話に突入、「ピアニストだった、今は趣味。それでも毎日1時間は衰えないように必ず弾く。4台のピアノが診療所にあって、楽曲によってひきわけている、、」 機内食を食べながら様々な果物などの癌における効果の話を聞かせてもらい、とっても勉強になりました。その方の一言一言が哲学で、アルゼンチンにおける見解や、年齢における一言、「60くらいでおいとましたかったよ、、85は長すぎる。親しい人を見送り続けるのは辛いし、年寄りの話は誰も聞かないからね」 現役、医師として世界へ講演のため飛び回っておられます。今回もメキシコに講演のため3日間滞在とのことでした。物凄くシッカリとした足取り、凛とした佇まい、エレガントで穏やか、頭脳明晰、、憧れる老人ナンバーワンでした。 経由地点リマより乗り合わせ、隣に座られた夫妻は、座席に本を沢山持ち込まれていて、ただものではなさそうな気配。 ボールペンの蓋を座席の下に落とされて、柔軟性で探し拾って手渡すと大変感謝され、そのまま話が始りました。ボリビアの大学に講演にいかれていたようです。二人との会話は非常に豊かで、特に動物の話題で盛り上がりました。お嬢様がダンサーでインド文化の影響を彼から受け、ヨガの先生をされているそうです。彼はタブら奏者とのことでした。旅の道連れと再会の約束をしつつ飛行場でお別れ、、長い旅が出会いで短く有意義なものになり、今後の道標となりそうな予感。メキシコでは御馴染みの住まいに到着してから、そのまま革命200週年記念祭をおいかけ、早3日。濃厚で刺激的、感動の日々を重ねています。やはり早めに到着してよかった。メキシコのエネルギーは常に特別な上昇気流で迎えてくれます。高所で息苦しいものの、ブンブンと飛び回り、久しぶりに心からの笑顔に戻ることができました。佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.17
出発前は常に多くの御挨拶に追われるのですが、今回は最小限、心の準備に徹しています。旅のことを知っている人はごく僅か。平静を装いつつ、、大詰めの荷造りに集中しています。マリオの哀しい目を見るとやりきれません。 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.13
土曜日、バレエのリリアーナ先生のスタジオにて朝11時から14時までレッスンを受けつつ、出発前の最期の調整を行っていました。9月11日はdia de mastro先生の日。早いもので先生とは出会って10年近くが経過しようとしています。アルゼンチンで揺ぎ無い歴史を残した先生は偉業とはウラハラに日々様々な経済的な苦難の連続。彼女に限らず有名、無名問わずアルゼンチンの芸術家は皆、明日が保証されることなく厳しい日々をおくっています。アルゼンチンに限らず全世界に共通することかもしれません。とはいえ創造に徹し、自身が納得して過ごすことの出来る、かけがえのない幸せに感謝、姉のように付き添ってくれた先生に感謝。 先日の取材が掲載されました。ベネズエラ文化広報誌Desde Adentro相棒マリオと御挨拶。何故か女優と紹介されていて、、大いに戸惑っています。佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.12
異常な蒸し暑さ、、真夏日の後、ドッサリ雨が降って、空気がキレイになった心地よい夜。雨の後、寒くない、、本格的な春を感じています。旅の準備を進めています。今日は事務処理関係を全て片付けることができたのですが、夕方すべてを終えてフト疲労をドンと感じて、雲行きベットに横たわったところ、マリオがここぞとばかり飛んできて、彼も眠かったのか暖かい足が手に乗って、尚一層深い深い眠りにつきました。色々な夢を見た気がします。長い旅にでて帰ってきたような、、ほんの1時間ほどのこの睡眠で物凄く元気復活できました。洗濯して真っ白にキレイになったシーツのようにピンとした心持ちです。後3日、もう振り返ることも、迷うことも何もない、開かれている道を思い描いています。 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.11
今回の上映先、鉱物博物館 MUMIN なによりまず名前「ムーミン」に心を動かされました。トーベ・ヤンソン著書ムーミンの大ファンなので、、。Museo Mineria Nacional の略でムーミン物語とは関係がないのですが、ディレクターが本当に情熱的な仕事をされている方で大いに感化されました。上映を通じて新しい和が広がっています。ただ今回の和は今までになく心豊かな出会いの数々に恵まれています。誰かのために一生懸命、尽くすことができる人達の輪は本当に心地よいし、ぐんと未来が広がっていくような力強い饗宴。エネルギーを沢山頂いています。ベネズエラ大使館から御連絡を頂いた関係でベネズエラ人の方の来場が多かったようです。博物館に溢れている鉱石の数々、、父が鉱物の輸入に携わっていたため、我が家に面白い鉱物が幾つかありました。石を拾うのが趣味でもあるので、この博物館には本当に感動。忘れかけていた「石」への思いが膨らんでいます。地球って凄い、、とあらためて思いました。 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.09
毎朝こうして起こしてくれるマリオ、、ここ数ヶ月、さむい冬をピッタリとして過ごしてきて、、これからしばらく離れて暮らすことを考えると深く落ち込みます。こうして一緒に過ごす日々が何より大切に思える今日この頃。昨夜メキシコの主催者と全てを確認、とにかく旅に出る切符の手配を早急におこなわなければ,,。出発前、慈しみあっています。 佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.08
初めてアルゼンチンの競馬場へ、、今日はエクアドルの特別な式典だったのですが、とても洗練された素敵な競馬場の様々な流れに見とれていました。何より間近で見るジョッキーの痩せて洗練された佇まい、馬に負担がかからないように特別な方達が選ばれています。背丈は皆さん140cm前後、本当に細い、しなやかな方達でした。 青空の下、走り抜ける馬達、軽やかな蹄の音。特別席でカクテルをたしなみながらの観戦、、なんだか別世界の出来事に、映画のワンシーン、、夢をみているような1日でした。本当に色々な知らない世界に緊張しました。社会科見学な日々が続いています。昨日はベネズエラ大使館から派遣された記者の方がいらして、取材をうけました。ラテンアメリカでの活動と「踊るチャランゴ」の詳細、映画上映物語など取材は2時間近くに渡り、来週ベネズエラ全土の文化広報誌に掲載されるそうです。記者の女性は社会派で自身も映画制作を行ってる情熱的な方で、逆に彼女の話を色々聞かせて頂いてトッテモ勉強になりました。アルゼンチンでは日々2人以上の女性が暴力で命を落としているそうです、、彼女はそんな出来事をテーマにした作品を準備しています。 今週、博物館で上映が行われます。先週館長さんから御連絡を頂いて面接は15分とのことだったのですが、話し始めると館長さんは電話をかけ「とっても大事な話をしている」と予定を全てキャンセル、3時間近くに渡りオフィスで話合いました。こんなに通じ合える方にお会い出来たのは初めてかもしれません。物を大切にすること、、博物館のメッセージと共に行われる特別な上映の機会となりそうです。 本当に色々な事がありましたが、1番心を打たれたのは、競馬場に向かうため電車で移動中、込み合った車内でブラジル系の若者グループが扉が開き乗り降りが行われるたびに、乗客に高齢の方を見つけては率先して席を譲っている姿、、しかもほぼ隣の車両に近い遠くの方にも声をかけていました。車内には眠ったり、音楽を聴いたり、、多くの人が我が事に集中している中で、全ての車両に気を配っている彼等の存在に釘付け。影響を受け席を譲ろうとしたのですが、彼等に先をこされてしまいました。席を譲る競争、、新鮮で嬉しかったです。佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.06
昨日、今日と大雨のブエノスアイレス、、様々な場所が洪水で大変なことになっています。湿気満タンで体調不良のため、自宅で旅の準備をしつつ、パソコンにむかっていました。我が家の接続は遅いので、、結構時間がかかりましたが、ようやく全ての御挨拶ビデオをアップできました。明日香さんもおっしゃっていましたが、、これで終わった(フランコの件)という束の間の安心感。もちろん私本人は瀬戸での御挨拶があるので to be continued ですが、無事二人の生徒を剣道基礎講座から卒業させることができました。 二人は常にクラスの中で優れたライバルとして君臨していて、ポンと日本へ行ってしまった同僚に残されたもう一人は複雑な思いだったと思います。そのライバルから防具を授かった、刺激的な良い意味での競争はありですが、何かの機会には支えあって進んでいってほしい。19歳と24歳、、これからが楽しみな二人の後ろ姿を見送りました。ビデオ報告急遽はいってきた上映の件はトモカク、いよいよ心新たに次の旅の準備を始めます。同じくチャレンジャーとして昨年、下書きを描いてきた場所、創作の全ての始まりの大地へ、、鹿とハチドリが踊れる日まで、、ソンナ夢を日本のラジオで語る機会がありました。TOYOTA World Widers佐野まり
2010.09.03
心配と心労が重なって、何度も「もしこんなことをしなければ、、」と思ってしまった時がありました。そんな思いを何としてもポジティブに返還したい、、そのための特別稽古を開催しました。物語の締めくくりとなるビデオをこちらにアップしています。(只今10話まで、、トータルで20話、徐々にアップしていきます。KENDO 2010稽古が終わってから、防具のしまい方を同僚に教えているフランコの様子を見て、しみじみ思いました。日本語だとたどたどしくて幼く見えるのですが、スペイン語で話す彼の佇まいは以前とは全く違い、逞しさと自信に満ち溢れています。そんな姿を見て、、本当に嬉しく思いました。彼と同じ歳の子供がいてもおかしくない年齢ですが、、きっと世の中の多くの親となった方々は、きっとこんな子供と向き合う日々を送っている。あらためて両親に感謝です。 今日、博物館とベネズエラ大使館より御連絡を頂き、急遽ふたたび上映が決まりました。来週2度、多分アルゼンチンで今年最期の上映となります。その後、予定通り海外公演に出発します。佐野まり Mari Sanohttp://www.myspace.com/marisano
2010.09.02