映画「はちどり」撮影初日 primer dia de filmacion
映像関係者の多くがそうですが、、皆さんトテモ裕福な家庭の方々で、、物凄いお家にビックリしつつ、とっても安全で恵まれた環境で撮影を進めることができました。大切なのはソレゾレが伸び伸びと自由で創造的であること、、今回は女性チーム3人で制作を進めているのですが、方向性が一致しているのでトテモ仕事が進めやすかったです。若手の二人は新鮮で純粋で才能溢れ創造力旺盛、刺激的な一時でした。(監督 Marcela Lizcano, 撮影 Maria Arnoletto) Marcela Lizcano作品http://www.youtube.com/watch?v=4phVIEZwTuYそんな充実した撮影の後、カメラマンの女性が帰りの車で仕事の電話を受け取った後、状況は1変、、。どうも仕事の支払いの事で揉めているようでした。広告業界は大きな費用が動く反面、心無い方も多く、彼女のような真っ直ぐで純粋な女性は涙を流す機会も多いのでしょう。同じく撮影を通じて傷つく機会を重ねていました。 何事もそうですが、、本当に関わってみないと物の価値はわからない。音楽、ダンス、写真、、ます学習、訓練を重ねるために費やす膨大な時間と費用があって、使用する機材の価値、その後それを保つための日々の訓練、リハーサルがあって、本番を築くための創るための時間、そして本番の後に写真の場合、撮影したものをおこし編集する作業、そして機材のメンテナンス、、ダンスの場合は身体、音楽の場合は楽器のメンテナンス、、本当に気の遠くなるほど膨大で莫大な費用と労力を経ているにも関わらず、最低限の敬意を払われない機会が増えています。コピーや録音が氾濫、写真もデジタルで自由にいきかって誰が撮影したかを明確にする、そんな基本的な礼儀を知らない人も多いし、うっかり忘れてしまうことも多々あるのでしょう。その度に作者は傷つくのです。何もせず批評という形で創造者の上に立とうとする傲慢な方、その批評で自分の存在を探す方、、彼女の涙を目の当たりにしてシミジミ思いました。 私達にも責任がある。大切にしたいこと、その労力や時間のプロセスを伝えること。そんなことが教育の中に組み込まれていく流れを模索していくこと。泣いたり、悲しんだり、憤るよりも修正していくことが今後は尚一層、大切だし世の中すべてにおいて課題ではないかと思いました。撮影を担当してくれたMaria Arnolettoの写真展が開催されています。世界を旅する奔放で繊細な彼女の作品、必見です。月ー水 9-20hs、木・金 9-18hs Montevideo 938 (5月6日まで開催)http://www.mariaarnoletto.com.ar/佐野まりhttp://twitter.com/sanomari