本番 Sentimiento del Colibri en Mexico 2014
コスタリカでのイベロアメリカ国際文化会議に出席することになり、急遽メキシコへの道程を模索。到着後に即公演という強行突破的な流れとなり、通常は1ヶ月以上の滞在で広報、リハーサルなどにユックリ時間をとるので無理があることを覚悟の上での実施。25日に到着、30日に本番・・ ダンスにおける集客は通常の音楽コンサート公演と違い集客の難しさがお馴染み。前日の同会場での「ダンスの日」におけるイベント開催状況に絶句・・始まりの舞台は観客私1人でした。僅かな日取りで出来る全てを行ったものの、日取りが長期休暇前、18時という早めの時間帯、、全てにおける不安を解消するべく、ひたすら本番ギリギリまで走り続けるのみ。今回のメインはコロンビアの映像作家と新しく制作した「はちどり」の上映。思ったよりずっと短い作品に仕上がったため、その作品を始まりと、終わりに2回上映。間に「踊るチャランゴ」の舞台をはさんで、ひとつの舞台「Sentimiento de Colibri はちどりの夢」を制作。 ショート映像作品「はちどり」のサブタイトルは「俳句映像」・・監督の想いが短く凝縮されています。とはいえ2年間の制作で3分という作品完成には正直とまどいましたが、舞台の一部としてはトテモ良い形に収まりました。http://www.danzanet.com前日の「ダンスの日」にダンス情報のサイトの記者の方と出会い、素敵な御紹介に至りました。会場の照明・音響担当者Antonio Beltranさんとの制作も3度目になると、とてもスムーズに調整できます。5日間の奇跡・・当日は雨にもかかわらず、多くの方にいらして頂いて、個人的には舞台人生25年、1000を超える出演の中で5本の指に入る手応えでした。 ここ数年、日本の芸術劇場と交渉してきたのですが、今ひとつ進めることが出来なかった企画を多分、この形で進めることができるのではないかという「夢」も含めて本当に実施して良かった・・と終わった今は思えます。メキシコの前、コスタリカでの舞台で落下した際に足を痛め、初めて体力の限界も感じ、ある意味で今回で一区切り「最後」と思って舞台に向かいました。1972年以来、42年の夢の軌跡・・「はちどりの夢」 メキシコから始まって、メキシコで完成、そして本当に再び始めることができる。メキシコは全てにおけるエネルギーを補充できる場所。パコデルシア、ガルシアマルケス、、多くの海外創造者が暮らした国。アステカパワーに感謝。