チリ・最終日の旅 Viaje a Valparaiso
ブエノスアイレスへ帰国する前日、サンチアゴから2時間程の名所バル・パライソへ向かいました。今回の目的の一つ・・というよりも「夢」といった方がいいかもしれませんが、幼い頃にメキシコで子守りをしてもらった方がチリに嫁がれていて、フェイスブックを通じて連絡がとれ「チリで会おう」と約束していました。連絡がとれてから6年ほどたっていて、チリ行きが決まってから連絡をしたのですが返事がなく、メキシコの御家族の方にも伝えたのですが音信不通。やっとこのときが訪れた・・ 最後の最期まで連絡を待っていました。その方が住んでいる場所、ブエノスアイレス関係者からも薦められた街、Vaiparaiso, Vina del Mar この2箇所は隣接していて、とにかく行けるところまで、近くまで行ってみよう・・直前の渡航のため8時間たらずの滞在でしたが、丁度Mil Tambor という打楽器イベントが開催されていて、かなりの人の動きがありました。 前日、チリの友人と朝方まで送別会で盛り上がり、寝坊してギリギリのバス停到着でしたがバスの到着も遅れていて無事乗車。出発直前、おばあさんがバスの扉が閉まってしまい「開けてほしい」とお願いするも冷たくバスは発車してしまいました。すると乗っていた乗客が運転手に抗議、それでもバスは扉を開けず、、乗客は暫く運転手に抗議を続けていて、バス会社に苦情を携帯で報告していました。その光景に好感。 チリでは高齢者に対しての対応に敬意を感じることが多い・・地下鉄でも即、席を譲るし高齢者に対してCaballeroという呼び方・・今回それが特に心に刻まれました。到着して目の前に広がるトローリーバスの数々に興奮。路面電車が大好きです・・なんか古き良き暖かさを感じる。街は行商でごったがえしていて、玉ねぎが道端に広げられていたり・・衛生面、故障 etc 信用できない気もしましたが、見ていて活気があって楽しい。とんでもないものが沢山道端で売られていました。教会が非常に多くて・・小さな街にギッシリと教会がひしめいていました。一つの教会のミサに参加できたのですが、フォルクローレの楽団が生演奏で参加していて本格的なチリのミサ・・という感じ。しかも牧師さんは子供インタビューまで開催、ちょうど家族の絆を尊ぶ日ということで、子供の素朴な意見が清々しかった。そのまま人の流れに身をまかせ太鼓が集う海辺サンタ・アナに行ってみました。アルゼンチンではお馴染みの太鼓パレードにソレホド真新しいものを感じず、ただ日本に通ずる海、側にあるTUNAMIの看板にシミジミ・・雑多な異国情緒あふれるバル・パライソ。有名な壁画の沢山ある場所には辿りつかなかったのですが、バス停そばに素敵な壁画を発見。すいつかまたユックリ訪れたい・・し訪れる日がくると思うので、全てを実現できない方がいい。会えなかったのは残念ですが、きっと会えない事情があるのかもしれない。幼い頃の「想い出のままでいい」こと・・昔は昔、今は今、融合して新しい出会いとしての「再会」に至るか、至らないか・・ 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango