ダンスの日 Dia de la danza
ユネスコ指定の「国際ダンスの日」、スタッフとして国立大学UNAMの会場に滞在することになりました。正直この日に「踊るチャランゴ」で参加できれば・・と長年、夢見ていますが未だお声が掛かることはなく、、でも何時の日かの叶いそうで叶わない「夢」は沢山あった方が最期まで楽しいのではないか、、最近そう思えるようになりました。舞台は大学の誇る劇場Miguel Cobarrubiaと二つの特設ステージ3会場にて同時進行で多くのカンパニー、そして大学運営のダンス講座の発表の場として80に上るグループと1350人に上るダンサーの出演で大盛況。 二つの映画館でもダンスに関する映画を上映、許可を頂いて映画館に入場。大学のダンスを長年に渡って監督してきたGloria Contrerasさん、今回は彼女の追悼記念でもあり(昨年11月に他界)、スペシャルドキュメンタリー映画が上映され、映画館には息子さんも訪れていました。久しぶりに鳥肌の立つ感動、、繊細で厳しい彼女の指導方針「本物の感情を込めること、こればかりは振付を辿る演技ではなく本心あるべき、噓であってはイケない」 徹底した生き様のメキシコを代表するコレオグラファーの物凄い迫力。80代の彼女の日々の筋力トレーニングの様子、、最後の最期まで闘う姿勢を崩さない本物の姿勢に大いに反省。上映後に監督がGloriaさんの情熱的な言葉の数々が作品制作のアイディアとなりそうだ、、と話されていました。この日のトリはメキシコの誇るフォルクローレ舞踊団Amalia Hernandez カンパニー。数分の特別公演かと思えば、大劇場Palacio de bellas artes で上演されている全てを持ってきていてビックリ。 もちろん「鹿の踊り」も・・ 思わずダンサー舞台退場後、バックヤードまで追いかけました。すると舞台裏で「鹿の頭」を発見。意外と大きくて丸やか、、本場の鹿の踊りとは少し違った創りでした。シミジミとバックヤードでの様子を観察。劇場では絶対見せてもらえない舞台裏を覗って、あらためてAmaliaカンパニーの凄さを実感。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango