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佐野まりはちどりの庭 Mari Sano Jardin Colibri

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2016年08月の記事

全11件 (11件中 1-11件目)

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メンバーと再会 Reencuentro Aleteo del Colibri

早いものでフェスティバルが終わって3週間、、再びメンバーと活動の兆し。Tratelolcoという特別な場所で打合せ＆制作の散歩を実施しました。最寄りにある大学施設の提出すうための企画。この場所で起こった悲惨な事件、、を踏まえつつ新しいコミュニティーを築くための舞台。まず施設から指定された１０以上にのぼる場所の中から発表の場所を選ぶことから、、。　アイディアがポンポンと浮かんでくるのでメンバーに提案、同じく創造的で冷静なメンバーの意見を聞くのが楽しい。語り部さん達の哲学的で詩的な見解に興味津々。この場所で1968年10月2日に学生を中心としたデモに参加していた人々が軍によって銃殺されたそうです。そして86年の地震でも非常に大きな被害を受けた場所がある、、そんないわくつきの場所だけあって、追悼の記念碑や癒しの空間が数多く設置されています。メキシコの医師団が世界の原爆撲滅のために創った記念碑もありました。これからどんなものが生まれていくのか、、挑戦あるのみ。再び創作の車に皆で乗り込んでみます。とワクワクしている最中に急にメンバーが携帯で受信した最新情報に絶句。彼女の好きな偉大な歌手Juan Gabrielが亡くなったという・・コンサートに母親と行く約束をしていたそうです。アメリカで心臓発作で亡くなったそうで享年66歳・・ご冥福をお祈りします。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.28

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考えるハチドリ momento para pensar

ここ数日、様々な講演を聞いていました。UNAM大学の最寄りに住んでいると多くの告知を目にします。特に大学のバス停は告知ボードにお知らせが盛り沢山。こんなポスターを目にして大雨の中、駆けつけました。剣道の教えは武士道そのものなのですが、海外の方の眼差しで語られる「武士道」を聞くと、深めることが足らなかった、そして失いつつある大事な日本の美学をアラタメテ心に刻む機会となりました。講師の方はスペイン・バレンシアの方で、以前バレンシアの剣道に参加したことがあるので、もしかしたら何処かで擦れ違っていたかもしれません、、（でなくとも共通の知人がいそうです）日常の些細な事を心を込めて行う美しさや、「武」という文字は混乱を止めるという意味があり、戦いの中にある静かな敬意や、忠誠の尊さが語られていました。日本って素晴らしい国・・だと講演を聞いてから日々思う。よそと比べる必要はないと思うのですが、やはり「誠」の文化は他の国にいってイロイロな話を聞くとトテモ大切なことに気が付きます。そんな衝撃的なメキシコの事情を聴くことになった機会、、UNAM国立大学のネルソンマンデラ科主催の特別セミナーに２日間、１０時間以上に渡る盛り沢山な機会で、初日はアメリカや南アフリカから講師がいらしていました。主題は黒人の方々の闘いの記録、、アメリカで黒人の集う教会が爆破され、そこから始まった投票の権利を獲得するまでの日々、そして現在再び差別拡大の兆しがある事情、、奴隷解放に始まり、アパルトヘイトの終焉、そしてオバマ大統領が当選するまでの日々、、その歴史を振り返り見直す中で、初日の第二部は、そこに女性蔑視と同性愛蔑視のエキスパートが加わって物凄い討論が繰り広げられました。メキシコの女性４人のうち１人が家族内で暴行を受けるそうです、、耳を疑うばかりの状況の数々は日々メキシコの友人達から聞き続けていますが、あまりに悲惨な事情を語り続けるのって、自分の国として恥ずかしくない？　って思うほど・・シティで限定された人々との交流では見えないことばかりなのですが、地方によってはスゴイことになっているようです。パネラーの方達のお話も素晴らしいのですが、それ以上に会場に訪れている学生の皆さんからのコメントや質問が素晴らしかった。本当に現場で動こうとしているのは彼等ではないかと、、そんな頼もしい高校生に出会いました。語ることは誰でもできる、、実際に何らかの働きかけることの難しさ。とはいえ家族内での暴行は何としてでもメキシコ社会全体で即、対策をとれないものでしょうか。メキシコはカトリックだし、こんなにグアダルーペ聖母を称えているのに、どうしてこんなことになってしまうのか、、多くの問題と事情を整理整頓の機会。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.26

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オリンピックな日々 memoria de olimpiada 2016

７日にベラクルスから戻ってから暫く自宅療養中だったため、今までになくオリンピックを満喫できました。特にサッカーブラジルの優勝には涙・・ネイマールの素晴らしいゴールの数々。オリンピックはワールドカップと違ってオールスターが出場していないと思うのですが、ダントツの輝きを放っていた上に、キャプテンとして課せられた使命に懸命なネイマールの佇まいに心打たれます。これほどドラマチックな終わりはない、、という最後ネイマールのPKで終了。一生忘れられない名場面でした。そのあとブラジルはバレーボールもストレートでイタリアを破る、、という開催国のラストスパート快進撃に興奮。メキシコも最終日は一気にメダルを獲得、それまではメキシコ選手の活躍がなく、非常に平等に様々なスポーツを満喫することができたので、何時になくスポーツ全体を楽しむことができました。水泳のマイケルフェルプス、ジャマイカの陸上、、重量挙げ、ハンマー投げ、棒高跳び、飛び込み、、など普段全く見ないスポーツがジックリ放送されていました。解説者のレベルも非常に高くて、特にシンクロナイズスイミングは実際に選手として活動しているEvelyn Guajadroさんの解説で、採点の詳細からソレゾレのチームのコーチの経歴まで知り尽くしている方で本当に面白かった。そんなオリンピックにエネルギーを頂いて、様々な今後の手続きも済ませることができました。その流れでグループでの新しいプロジェクトもメンバーと調整、ブラジルの優勝を一緒に見ながら一気に資料を作成。場所は御馴染みSUKIYA..　とても良いアイディアが浮かんだので挑戦が楽しみです。オリンピックパワーに感謝。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.20

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繋がりと広がり To be continued

ベラクルスの日々の後、体調を崩してから停止していた様々な事が次々と再開、皆さんと再会。日曜日に夏期講習に参加していた生徒のお母さんより、教会に集合のお知らせがあり駆けつけてみると神父さんより日曜ミサの最中に創作の提案があり、夏期講習に参加した生徒と取り組むことになりました。　１００人近くの人々と一気に突然制作するのは非常に難しいものがありましたが、出来る限りの全力投球、、。が、病み上がりには若干ムリムリで、フラフラと帰宅すると迎えてくれるは大家さんの愛犬ハチくん。ハチ公物語のハリウッド版リメイクでヒットした映画の影響で、メキシコには多くの名前が「ハチ」という犬がいます。ハチくんは当初は大家さんのお父さんの付添も兼ねて過ごしていましたが、最近すこしほっとかれがちで寂しそうに１階の入り口に繋がれていました。大家さんにお願いして見晴らしのいい屋上へ連れていってもらい、今では広々とした屋上で楽しそうにすごしています。そんなハチとの交流の日々が嬉しい今日この頃・・再び教会より召集があり、マテオくんという少年の洗礼に参加することになりました。夏期講習に参加していた生徒達も駆けつけていて再会を喜びつつ、ふいに頼まれ檀上で聖書の朗読、、ベラクルスでの「祈祷師」に続く挑戦、、。日々続々と途絶えることなく繋がっていく今日この頃、、対応できるようにトレーニングあるのみ。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.18

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感動で快復 rehabilitacion por ver buenas cosas

ベラクルスから戻って体調急変、高熱が続き、とにかく絶不調、横たわる日々が続きました。こんなに続くのは初めてかも？　いつも２日以内には直るのですが、５日間続くとサスガに滅入ります。病院で注射をうってもらいダイブ楽になったので、久々の外出に挑戦。丁度この日に最寄りのUNAM国立大学の御馴染みDanza Unamのサロンにて、国際コンテンポラリーダンスフェスティバルが開催されるらしい、、。　ということで久しぶりに大学構内の文化センター地区に自転車で向かったのですが、坂道がこぎきれなくてショック。体力の著しい低下を実感、これは立て直しが大変、、泣１時間前に並んで入場（入れない方もカナリいた模様）。出発前に内容をチェックしていて、日本人ダンサーが二人ほど登場するらしい、、ので尚楽しみ。久しぶりに見る舞台は、あまり見たことのないタイプというか、、個人的にスタンダードなものばかり見る機会が続いていたのかもしれませんが全体的に衝撃的でした。１作目はアメリカのDanceable Proyecto 生演奏で作品制作が全て男性陣のみのポップな作品、２作目はオーストリアのカンパニーTanz Company Gervasi による作品で、始まりに早速、日本人女性ダンサーYukie Kojiさんが登場、音楽も振付もユックリとした進行で５名のダンサーの関係性が面白かった。３作目はSirLUna Dance Companyカナリ激しい２人の娼婦の物語、、（多分これは会場の反響からメキシコの作品）そしてラスト４作目が日本人の男性ダンサーTomohiko Kyogoku さんのソロ。　拍手喝采、吉本新喜劇のコンテンポラリーダンサー、、と言われたら信じてしまいそうな、会場から笑いが何度も起こっていました。この衝撃的な感動で一気に快復。芸術は何よりの薬です。見ることができて良かった、出会えてよかった！！佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.13

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長崎の山下さん Sr Yamashita radicada en Mexico

今年は何時になく長崎の事を想う1日。10日前、メキシコ在住の長崎被爆者・山下さんのお話を聞く事と「広島ダウンロード」という新しい映画を見るため、グアナファト国際映画祭に急遽伺うことになりました。直前に字幕の調整をコラボレートしたこともあって、情報も場所も御案内して頂き、どちらも入場することができました。ゆっくりと流暢なスペイン語で、丁寧に話される一言一言が心に釘。1968年にオリンピックの仕事でメキシコに来て在住の道を歩まれたそうです。日本ではアマリ語られていない被爆者に対する差別や自殺の話、、そして御自身の御家族との壮絶な体験の数々。当初は話すのが辛かったそうですが、今では話す事で強くなれる、とにかく世界から核兵器がなくすこと、そのために最期まで話し続けてくださる、そんな山下さんの真摯で真剣な姿勢に会場は静まり返り、同時に心に深く歴史と想いを刻まれました。会場は別ですが、ほぼ同じ内容の映像がアップされていました。https://www.youtube.com/watch?v=3jHFm5sGnrUグアナファトでは到着直後に御馴染みKINOKO POWERのアナウンサーMarioくんに遭遇。彼はレオンに勤務することになり、ラジオ番組制作は卒業したそうです。メキシコに移住して以来の再会の奇跡。　久しぶりに訪れたグアナファトでハチドリ聖人にも遭遇。ハチドリ講座、グアナファト国際映画祭、そしてベラクルスの語り部フェスティバル出演、、7月半ばからハードな日々が続いていました、ベラクルスから戻って遅ればせながら始まったオリンピックを見ているので更新できません。今、男子水泳の表彰式放送中、、20個目の金メダルを獲得したMichael Phelps..凄いですね。銀メダルは日本Masato Sakai、平泳ぎでは日本が金、銅、、毎回オリンピックの水泳は興奮します。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.10

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フェスティバル番外編　extra cosa mariposa

実は一つ思いがけない出来事があったので・・ベラクルス物語・追伸編。　最終日の閉幕公演に特別ゲストが登場。なんと「鹿の踊り」でした。登場した瞬間、鹿の踊りにまつわる「想い」を知っているメンバーが驚きの眼差しでコチラを見ていて、、終わってから「実に奇跡的な展開、はちどりの踊りで始まり、鹿の踊りで終了する」そんな一言に涙目。　鹿の踊りのダンサーJavier Santosさんはフェスティバルのイラストを担当している方の御友達のようで、急遽出演が決まり、前座として出演、、あまりに深い内容に皆、静まり返ってマルデ時間が止まってしまったかのような、一気に旅に誘われた一時。本物の存在感、精神性の高さ、、あらためて「鹿」って凄い。　この出会いと流れについて、ここ数日ずっと考えています。期間中に地元の名所として、イタリアから渡ってきたある御一家のバニラ生産物語の聖地へ伺いました。今はバニラ産業から撤退、食材や雑貨などを扱う御店を経営されている方からイロイロお話を伺いつつ古い素晴らしい写真を見せて頂きました。ベラクルスのEspinalの歴史に触れる一時。小さな知らない街がドンドン身近になっていきます。　子供達の活躍も特別でした。堂々とした大人顔負けな既に語り部として成熟しているCony、そしてBeren。二人からプレゼントを頂いたり、御馳走して頂いたり、、「ちょっとまって、それは私のすることでしょう」とストップをかけると、「思い出を頂いたから当然のことです」１０歳そこそこの二人、、自分が１０歳の頃そんなことは決して言えなかったし出来なかったと思います。この街の子供達は皆さん立派、、大学にいくためにバーを経営しているだけでなく、デザイン事務所まで切り盛りしている学生も然り。皆さん不満に無縁、自分でドンドン切り開いていく力強さを幼い頃から携えています。　フェスティバルはソンナ多くの街の方々に支えられていました。朝、昼、夜、、シティからやってきた語り部軍団への御食事は、地元の御家庭に伺って頂く形。皆で支え、わかちあう、、そういった意味で仕事としては成り立たずとも、地元に根付く文化発祥、伝承の機会。そういったムーブメントに中南米各地で関わることができました。　今回のベラクルスのものは中でも特に際立っていたようです。　LUISさんと御家族、仲間達の情熱と労力の結晶、来年Vol.3での尚一層の発展と展開が楽しみです。　思い出イッパイ、、バスで再び皆揃って帰途についたのですが、ここ数日の豪雨で道程は遮断されていて、ベラクルス、プエブラが土砂崩れなどで大変なことに・・。運転手さんの名判断で道を変更して大回り、５時間の予定が８時間をかけてようやくシティに到着、バス停から地下鉄を乗り継ぎ、カバンと身体を引きずって、やっとの思いで帰宅。　これまでで１番といっていいハードで刺激的な日々でした。佐野まり・はちどりFACEhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.07

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フェスティバル最終日 Ultimo dia de festival

引き続き治療の日々、、通常口にしているものが全てNG ..ストレスがたまります。友達にリンゴを薦められ、早速スーパーにリンゴ探しにいってきました。そこでフト目についたのが「枕」　新居に移動してから節約に徹し、とにかく新しく物を増やさない、買わない、日本に帰国して戻ってくることができたら持ってくるものの一つとして枕なしの日々だったのですが、マリオと過ごした日々の写真を見ていて、、マリオを想うべく枕が懐かしくなり心地よさそうな夢色枕。何時になくグッスリ眠って爽快、今度こそ完全復帰。月曜からトレーニングに復帰できそうです。引き続きベラクルス物語更新、、本日は最終回。気が付くと3日目、、濃密で途絶えることのない日程にマルデ1週間以上すごしているような錯覚に陥るほど、早朝から深夜の宴会に至るまで、ギッシリ時が流れていきます。夕食の後、メキシコ御馴染みテキーラやコロナビールが登場して、語り部の皆さんの極上の笑い話や歌、皆さん声を仕事にしている方達なので本当に面白い。そこに各家庭の動物さん達も参加。ベラクルスの多くの家庭にはマリオと同じインコがいました。そして犬・・共演メンバーのVictorさんは物凄く犬に好かれる体質のようです。　　到着してから存在感に注目。深く暖かい眼差しと吸引力、、Florina Pinedaさんの公演を見るため立候補して彼女の現場に伺いました。現場は地元の小学校。ただ夏休み中の学校で行うのはリスクも大きく、せっかくの子供達のための公演とはいえ、早朝に学校に足を運んでもらうのはナカナカ厳しいものがあったようです。持ってきた笛を吹きながら街を闊歩、ブレーメンの音楽隊モードで集客大作戦を展開。玉手箱のような舞台美術もあるFlorinaさんの語り部はダイナミック。子供達だけでなく大人の方々もスッカリとりこにしてしまうマルデ魔法使いのような、、さすがの存在感で新聞でも1面を飾っておられました。直前に彼女に頼まれて入場、そして転換場面で先程のブレーメンの音楽隊の延長そのまま、自然な饗宴も実施。そして夜、、いよいよ皆さんの師匠Marcela Romeroさんの単独最終公演。小学校から帰宅して夕方に直前リハーサルを行った際に、続々とアイディアを煮詰めることができました。役割は祈祷師..　演出のため近所の駄菓子屋さんでロウソクを頂いて雰囲気タップリ、、後から思うと何とも怪しい、、とはいえ内容は実に深い、タイムリーなものでした。映像http://youtu.be/emMDanDdGWE戦争から帰ってきた旦那さんが豹変してしまい、以前の暮らしは成り立たなくなってしまった、、夫婦継続の危機に祈祷師さんが「ツキノワグマの毛をとってくれば解決する」とアドバイス、山を登り、遠く離れたツキノワグマの住む場所へ、、そして危険を乗り越え1本のツキノワグマの毛を手に戻ってくると、祈祷師さんは毛をアッサリ焼いてしまいます。そこで一言「おこなった全ての努力を旦那さんに注いでください」　終戦争に向かう兵士も犠牲者の一人。公演の日が8月6日だったのでシミジミ、、兵器、兵士、兵のつく全てがなくなりますように、祈りの笛。フェスティバルの終わりに賞状を頂きました。とにかく街に何かを残すこと、地元の方との交流に徹しましたが振り返るとスペイン、キューバのダンスフェスティバルに通ずるものが沢山ありました。その中では1番、地元復興色が強く今後の期待できるフェスティバル。あらためて主催者LUISさんの意志がわかって尊敬。再会してユックリ話せる日が楽しみです。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.06

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フェスティバル2日目 Festival de Narración Oral Kintachiwinkan Makgat Chan

繰り返し頭痛と発熱を繰り返してはいますが、目が覚める度、体調が元に戻っていくような・・今までも体調を崩したことは何度かありましたが、ふと今回の闘病が何時になく身に応えるのは何故？　看護師マリオの不在・・枕元にきて夜な夜な看病してくれるマリオ、時にはマッサージまで行ってくれました。頭痛もマリオが頭にのってくれるとすっと治ってしまいます。今更ながらマリオに感謝。それは確かアラベラさんも同じく・・そんな彼等を思いつつ引き続きベラクルス物語・更新中。無事新作「はちどりの羽ばたき」の公開を終え、それなりの反響を経て、メンバーと未来を夢見る話も踏まえつつ、まずはフェスティバルの日程をこなすのみ。　公開の日の午後には皆さんの師匠が御到着、何度も名前があがっているMarcela Romero先生の存在感、そして同じく名語り部Benjamin氏、既に到着しているメンバーの中にもテレビでお見かけした有名人が沢山、、そんな皆さんの舞台を夕方、一気に楽しませて頂いて「安心」しました。実は最近、某有名劇場で「国際語り部フェスティバル」を鑑賞する機会があったのですが、舞台からかもしだされる強烈なエゴに疲れてしまい、正直言って苦手かも？　語り部世界に拒否反応があったのですが、このフェスティバルに集っている皆さんは非常に穏やかで、大声でまくしたてたり、特別えばっている方もなく、「今回のメンバーは素敵」と皆さんも口にしているようにハーモニーが心地よい、そうすると団体行動のストレスってなくなるんですね。2日目の今日の始まりは若干苦戦モードでしたが（予定通りに開催できない可能性があったようです）盛り上げるべく持ってきた楽器や、折り紙講座などでコラボレートに徹しました。午前中は図書館、午後からは大御所マルセーラさんに同行、Papantraという街にいきました。ここは人類学博物館の前で見ることが出来る、高い某の頂上から周りながら降りてくる舞踊の本場で、元名ダンサー、現在は語り部として活動する作家さんAlejandrinoさんとお会いすることができました。（Alejandrinoさんは数年前、落下事故で車いすを使用されています）この街の広場でMarcela先生の舞台を初めてみることができました。迫力に広場のハトも一斉に飛び立つほど・・物凄い吸引力と、声優さんのように多くの声色を自由自在に操ることができる達人、さすが皆の先生。　ふと休憩中に世間話をしていて思いついたように「日本にまつわる話をする予定なんだけど何か作れないかしら」と音響コラボ依頼が・・持ってきていた竹笛を奏でると即決定。　早速、夜は楽しい打ち上げの和を離れて一人作曲、創る事になると俄然ひたすら取り組んでしまいます。2日目に気が付いたこと。ディレクターのLUISさんの演出する特別なフェスティバルの意義。「文学を通じた芸術活動を地元に浸透させること」　街の人々のコラボレートも非常に特別で登板となっている各家庭の「おもてなし形式」　ディレクターと先生が率いるアーティスト集団が街でムーブメントを起こす機会。　これって長い目で見て、文化土壌を肥やす物凄く素敵なプロジェクト、、そんな思いも作曲に込めつつ気づきの一時。　フェスティバルの名前、Kintachiwinkan Makgat Chanはトトナカ語で「私達の声は遠くに届く」佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.05

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初公開・はちどりの羽ばたき Estreno ALETEO DEL COLIBRI

ベラクルス物語を振り返ろうとするも、体調は悪化するばかり。今日は久しぶりにかかりつけの診療所のドクターAngelさんを訪問。が、現在研修のため休まれていて代わりの女医さんに診てもらいました。御馴染みの注射をうってもらい、キッパリと忠告をうけました。「緑色の野菜、トロピカルフルーツ、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどは控えてください」　普段食べているもの全てNG。仕方がないので普段全く食べないバナナですっからかんのおなかを癒しています。引き続き熱、吐き気、頭痛、腹痛と闘う日々、、こんなに続くのは久しぶり、というより初めてかも。ベラクルス恐るべし・・　ふと夜中、楽になりました。治療が効いたのかもしれません、、ので引き続きベラクルス物語の2日目続編。　一通り準備を整えることが出来たものの、再び調整も兼ね早朝8時より仕込み。Espinal中心の広場にて舞台だけでなく、会場も整えました。とにかく暑いベラクルス、、こんなに汗をかいたのは久しぶり、サウナに入っているような・・身体がキレイになっていく気もします。再び本番を想定した通しリハーサルを重ねました。とにかく「入場、退場」のタイミングと振付を煮詰めることが楽しい。スピーカーを通すと音響効果も絶大。劇場だったら照明も含め尚一層につめることができそうです。ワクワクとしながら本番を迎えました。終わった後の歓声、そして多くの方の感激の感想も含め、より良い初公開となったことを実感。役割分担が非常にうまくいき、大部分の音響をJANさんが落ち着いて担当してくれたのが良かった。主催者で大忙しのLUISさんは自分の出番だけに集中してもらい、VICTORとMAYOさんの二人には鳥笛や最期の音響の締め、、それぞれのパートだけでなく、終わってからの片づけに至るまで調和を感じた公演。今まで多くの共演，共作を繰り返してきましたが今回のメンバーは今までにない感触。アーティスト界隈にありがちなエゴが控えめで、他人の立場を先ず尊重する人達。学校教育や芸術振興などバックアップに携わっている方ばかりなので、人の話を聞くことを第一としていること、そして社会の事に精通している事も含め、話していて面白い。そんな方々が集う語り部フェスティバル、気候、時間的にはハードでしたが素敵な機会でした。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.04

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ベラクルスへ出発・到着 salida y llegada Veracruz Espinal

朝からバタバタと準備に追われていました。キューバのダンスフェスティバル以来、久しぶりの公演ツアー。愛用のツアーバックが壊れてしまい何とか直そうと試みるも意外に難しく、これは買うしかない・・と最寄りの大型店舗に向かう途中、御馴染みTIGANGUIがサントドミンゴ界隈で開催されていました。（TIANGUIとは定期的に開催される露天商日和。突然、道が市場に変身、、様々な物が一斉に売り出されます。いわゆるフリーマーケット）中古のタイヤ付バックを100ペソ（700円程）で見つけることができました。ツアーバックを持って出かけると即、気分は旅人。そんな勢いが伝わるのか街の人に「どこにいくの？」なんて声をかけられ「ベラクルス！」と応えると「僕、ベラクルスのオラサバル出身なんだ」と近所の花屋Basilioさん。舞台で使用するバラの花びらを頂きました。ベラクルス相乗効果、この花びらが使用された場面が新聞の記事となっています。（花屋さんに新聞を渡す日が楽しみです）Diario Opinion 新聞http://www.laopinion.net/2016/08/04/arranca-segundo-festival-narracion-oral/バスターミナルには驚くほど多くの語り部さん達が集合していました。その数14名、久しぶりの団体行動の流れに少し不安も募りましたが、隣に座ったスナフキンのようなJorgeさんに沢山のメキシコ地方の話を聞かせて頂き感動、語り部さん達は皆さん文学的な佇まいが心地よく、心の紐がほどかれていきました。到着して休む間もなく即リハーサル。夜10時から深夜12時過ぎまで、、一気に舞台を煮詰め何とか明日の午前中に行われるフェスティバル開幕式典での公演に間に合わせることができそう。それにしても長いバスの旅の後、食事をとる時間もなく深夜までのリハーサル、そして本番、、ハードすぎます。出演者の体調後回し、となってしまう日々 To be continued　音響担当のJesusさん本当に頑張ってくれました。佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango

2016.08.03

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