キューバ・マレコン便り Encuentro con sra Marta
引き続きビデオカメラを持って動物をおいかけています。その行く先にいらっしゃったのは動物愛護に力を注いでいるマルタさん。インタビュー第3弾の実施。Plaza de Armasで本を売っている合間に猫、犬に食料を与えています。「そのために働いている」というマルタさんは有名な動物写真家の岩合光昭さんにも撮影され、本に掲載されているようです。彼女と親しくなった日本人ツーリストが資料を彼女に送ったものを見せてもらいました。 この日も同じく動物愛護活動としてシェルターを主催、獣医師でもあるアメリカ人の方が「彼女の活動に」と費用を寄付していました。彼女に限らずハバナ旧市街の一般家庭が、家の前で犬や猫に何気に食料を提供しているのを何度も見かけました。厳しい食糧事情の中でも動物達に食事を分け与える人達。決して暴力をふるったり、いじめたりしないので動物達は安心しきっています。同じように凶暴で危険な犬は皆無、あまりに自然で優しい佇まいの彼等に観光客も怖がることなく、普通に一緒にすごしている、、そんな光景を見ているの嬉しい。この日Obispo通りにある革命博物館9月28日の前を通過すると、小学生が近々実施される式典の予行練習を行っていました。"Por la ruta de Martí, con la guía de Fidel, por la Patria y el Socialismo, ¡Moncadistas, Siempre Listos!" 先生方の厳しい指導の下、子供達は元気よく宣誓。チェゲバラの命日に子供達は青いスカーフを授与されるそうです。暫く見学させて頂いた後に博物館に入館しました。とにかくキューバの子供達の生き生きとした姿を見る度、感動します。道端で働いている子供は皆無。キューバの歴史的な革命の資料の展示と、共産党の最新情報など、、アルゼンチンでキューバに精通している友人から大まかなあらすじは伺っていましたが、、こうして膨大な資料とメッセージを頼もしい子供達の予行練習の後に目にすると身が引き締まります。キューバの長くハードな闘いの日々、、ただただ呆然と想像力を働かせるに尽きる。一緒に回ったツーリストはチェコの方で、「チェコスロバキアも同じようなことがあったので、現在に未だ保たれていることが信じがたいし恐ろしい」と話していました。チェコの歴史は正直理解にかけるのですが、彼女のシミジミと語る様子が忘れられません。キューバの歴史と政治を深める場所、、10月8日の本番に再び伺ってみたく思います。 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango