独立記念塔より subir a angel de independencia 2017
1972年、最初に住んだメキシコでの家から金の天使が下方に見えました。高層マンションだったと思うのですが、窓から見える夜景が素晴らしく、そこに光り輝いていた「金の天使」が忘れられません。子供の眼で何時までも眺めていた記憶があります。2004年、28年ぶりに戻ってきたメキシコで、最初に記念写真を撮影したのは独立記念塔の前でした。確か修行中の女子プロレスラーの方の手続きに通訳で付き添い、たまたま目の前を通りがかり感動、彼女が撮影してくれました。 踊るチャランゴ・ハチドリのダンスが完成して、アルゼンチンで夏のフォルクローレフェスティバルで発表した後、9月の独立記念日参加も兼ねてメキシコに渡航しました。 舞踊学校で「鹿の踊り」を学びつつ、メキシコでの発表の場所を模索。結局なんの手応えもなく届けた資料は全て却下、、帰国の途につきました。アルゼンチンの時と同じく他国での経歴は通用しないことを肝に銘じつつ出国。2009年,ホセマルティ文化センターにて友好公演開催。2010年,UNAM大学放送局公演, Istacarco文化庁表彰。 2012年,新作映画「ほほえみのうた」上映&友好公演、レコーディング実施。2014年,UNAM放送局にてはちどりのダンス正式公演。2015年より「鹿とハチドリ」制作のため長期滞在、UNAM文化施設で長期制作&講義担当、グアダルーペ寺院表彰、マドリード小・中学校特別講義、Alebrijez, Ofrenda制作、ベラクルス公演、Auditorio Lunario 舞台美術制作・・2017年、「鹿とハチドリ」発表。45年の制作経緯、13年の開催経緯を得て達成終了。航空券の手配で再びタマタマ目の前を通過中、快晴の青空に浮かぶ「金色の天使」を見上げ、走馬灯のようにコレマデ見てきた金の天使が思い出されました。 最期の記念撮影をしつつ、、ふと気が付いたのですが、独立記念塔の入り口付近の扉が開いていて思わず入塔。 そのまま普通にグングンと登れてしまい、階段は狭く、暗く、カナリの高さで長い道程ではありましたが、眩しい光を目指し外に出ると、、そこには手の届きそうな場所に巨大な金の天使が・・。上から見下ろすメキシコシティの景色が壮大で、ハカランダの紫色の美しさが街並みに映えていて感動。正直、あまりの急激な高さに立ちくらみがしたほどでしたが、、長い長い階段でした、とにかく今は応援して頂いた方の元へ御挨拶、御礼に伺いたく思います。「祈りの翼・・羽ばたくココから・・」 再び新しい日々が始まるんですね、きっと・・佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango