到着・日本での芸術体験 experiencia artistica en Japon
帰国してマズ・・約30年来な創作フレンドと共に決めていた行き先へ向かって一目散。時間は限られている上に東京は広い、多くの積もる話は尽きない、、成田からリムジンバスで六本木へ直行。意外にも意表をつく形でバッタリと公衆電話前にて再会、マルデ自宅から出てくるかのように登場した彼女・工藤里美。(meets 91.11.22) 不思議なのは一瞬で出会った頃の新鮮な気持ちに戻れること。夢の始まり時代の出会いは初心を忘れない宝物。相変わらず元気満々、新しいエネルギーを分かち合うことができ、東京エキスパート江戸っ子な彼女に連れられ新国立美術館で開催されている建築家・安藤忠雄先生の大展示会「ENDEAVORS挑戦」へ。 膨大な資料の数々に呆然・・地球に建築作品を次々と残していく安藤先生の御仕事は限りなくダイナミックで、島一つが全て作品だったり、冷ややかな建物に隠された光のマジック..。多くの設計図、制作秘話・・膨大なプロセスの数々。 会場には作品の一つである「光の教会」が再現されていて、その中で出会った方は安藤忠雄さんの全ての作品を体験したい、、と旅を続けていらっしゃる80代の女性。目をキラキラ輝かせた素敵な方でした。 そして実家に戻る深夜バスに乗る前に、坂本龍一さんの講演へ。対話形式で現在公開されているドキュメンタリー映画 Ryuichi Sakamoto CODA の秘話が語られました。 あまりに暖かで穏やかな対話で・・15時間飛行の後、休むことなく夜まできたので・・少し対話完を全吸収するのは無理がありましたが、バルセロナオリンピック以来に遭遇する生・坂本龍一さんの佇まいに感動。仕事の様子がフンダンに盛り込まれたドキュメンタリーは衝撃的で、音によって刻まれる歴史そのもの・・なにもかもが「本物」すぎる..。 佐野まり http://www.facebook.com/danzacharango