引き続きメキシコサッカーに注目 Informe futbol MEXICO falta 30 dias
いよいよワールドカップまで後30日。日々盛り上がるメディアでの話題は世界各国の代表選手決定までの一時。メキシコでは最期の親善試合に向かう代表選手の発表がありました。オソリオ監督の記者会見は40分近くに至るもので、メディアの質問にも丁寧に応対。メキシコと対戦する国にとっては、この会見は情報収集に最適でした。ふとコロンビアの会見を聞かなければ・・と頭をよぎりつつ、本田選手が帰国してからも引き続きメキシコサッカーに密着。大学に制作報告書を提出したあと、10カ月に渡る取材の報告書を提出するべく、昨日から「取材後記」をまとめています。ワールドカップが始まる前に目撃し続けた日々を一度シッカリ振り返ってみたい・・相変わらず話題提供の絶えない本田選手。NHK「プロフェショナルの流儀」で本田選手の特集が昨日放送されましたが最終2か月、取材に伺う度に現地に待機していたテレビクルーの皆さんの記憶・・ 独占取材中の彼等は現地取材陣を遠ざけ、彼等だけが本田さんの試合後のコメントを伺える状態、そして時折テレビクルーの車に一緒に乗車して帰宅する本田選手を新聞社の現地滞在組は黙って見送るばかり。振り返ると正直、寂しい想いに包まれたりもしますが・・仕方がないことって沢山あるみたいです。だからこそ余計目撃に徹しました。取材最終、近々閉鎖予定のクルスアスルのスタジアムで頑張った日本メディア現地組な皆様と記念撮影・・よい想い出になりました。特別な日々を終え徐々に新たな日々が始まろうとしています。そんなメキシコサッカーの大きな話題、昨日の選手発表で39歳の名選手ラファエルマルケスが再び代表に選ばれました。5度目の出場とのこと・・ラファエルマルケス氏のメキシコリーグ最後の試合は対パチューカ戦でした。 記念式典なども行われ、これが最後と思いラファエルマルケスの姿をヒタスラ追いかけてしまったのですが、これで再び雄姿を見ることができきそうです。 このカムバックも素敵ですが、カミングアウト初登場・パチューカのキャプテン、ミッドフィルダーErick Gutierrezの代表選出も非常に大きな話題となっています。メディアのコメントでは、意外な選出のようですが、監督曰く「彼はパチューカのキャプテンという役割も担っている、そんな精神性も評価して未来のメキシコ代表チームのことも考え選出した」コロンビア人のオソリオ監督が未来のメキシコも考えて選出していることが素晴らしい。本田選手を見に訪れる日本人応援団の女性の心を射止めていたイケメンのErick, 是非、最終選考に残ってほしいものです。コロンビアの名ディフェンダーOscar Murillo選手も予定通り。親善試合で負傷、治療中でココ数カ月パチューカの試合には登場しませんでしたが、無事代表に選出されました。独占取材もさせて頂いたので、こちらも本当に嬉しく思います。プレーオフに進出できなかったパチューカの話題が代表選手の発表で俄かに盛り上がっていますが、やはり注目はメキシコリーグ決勝戦。終始トップを走っていた2チーム、サントスとトルーカが決勝に残っています。トルーカはコロナ杯COPAで既に優勝しているので、リーグも共にとりたいところ・・ とはいえ名門アメリカを6-2で下しているサントスの輝きは際立っており、14ゴールを決めているタラベラ選手の素晴らしさは目を離せません。 パチューカがギリギリ進めなかったプレーオフ。 残念ではありましたが、やはり残っているチームの試合を見ているとレベルが非常に高く、パスワークが素晴らしく見ていて面白い。そんな後一歩だったパチューカの真心の鏡、ディエゴアロンソ監督は、今期で契約終了。本田選手が所属してからの2期はトモカク、その以前に非常に素晴らしい実績を残されているので、モンテレイの監督を務める予定も浮上中。そしてパチューカは元アメリカ代表ドイツ人監督Jürgen Klinsmannの獲得に動いている模様。となると元アメリカ代表のOmar Gonzalesと共に、パチューカ新体制を想像・・余韻取材と御報告の巻。佐野まり http://www.facebook.com/danzacharango