圧倒的な世界 estos dias de sorpresa y shock
数日前、誘って頂いてみることが出来た舞台 OMPHALOS 坂本龍一さんが音楽を担当されているという話を伺って即決。振付はDamien Jaletさん。円形の大きな舞台装置がグルグルと周り、次々と状況が変化していくのですが、開いた口が塞がらない衝撃でした。円形の舞台装置の中心が開いていて、そこから土人間が出没、、鷲の形のヘルメットを被った宇宙飛行士のような方々がガイド的に存在していて、土人間が進化していきます。非常にハードは振付を踊り続けるダンサーはCEPRODACのメンバー。 彼是2年前にバスコンセーロス図書館にてダンス講義を彼等から受けたことがあるのですが、当時のメンバーは1人も見当たらず、日々の更新をシミジミ・・ そして舞台の形も日々更新されていく・・ とにかくただただ圧倒されるばかりのダイナミックさに呆然。そんな今日は再びCineteca Nacional 国立映画館へ。上映されている作品に振付Demien Jaletの名前を見つけEl Barquero (The Ferryman) 調べてみると、音楽は坂本龍一さんが担当されていて即決で駆けつけました。これまた衝撃的な映像で・・ 先日の舞台を思わせる円形舞踊もありましたが、メインの「鹿」に釘づけ。非常にハードな内容でした。この映画と先日の舞台の様々な場面が目に焼き付いて・・ショックです。(ナレーションはパフォーミングアーティストのMarina Abramovic さんが担当) 余談ですが.. Cinetecaの死者の日の飾り,とってもアーティスティックで素敵でした。その少し前にもTeatro UNAMに勤める俳優 Carlos Komukaiさんより誘って頂いてRAIZ 2.0という舞台を見てきたのですが、La Nabeという劇場が入り口から既に異空間で、貨物用なエレベーターで最上階に到着。舞台ではスマホを使用して、舞台の進行を観客が決めるシステムとなっていました。原始時代から人類が進化していくのですが、それは必ずしも一つの道ではなく思わぬ形で全く違う結末となること・・ 映像も素晴らしかったです。日々進歩している舞台制作。素朴な場所に留まっていてる時代遅れを反省しつつ呆然..。前衛な才能ある方々が集まって創る「新作」を見ることができた貴重な機会に感謝。ちなみにメキシコは本日から時間が冬時間となり、1時間巻き戻されていて.. 何時になく待ち時間が長かったので、Cineteca 最寄りの墓地に立ち寄ってみると死者の日の飾りが・・ 今日は確か「不慮の死」を遂げた方が訪れるとされる日。そして近々訪れる赤ちゃんの追悼で飾り付けが限定されているだけに、小さなお墓に合掌。街では祭壇に飾る菓子の販売で盛り上がっています。 佐野まり http://www.facebook.com/danzac harango