追悼メキシコの特別な友人 Memoria amiga Patricia Benitez
一週間程前「ウィルスのことが落ち着いたら会いたい」とメールが届き、本当に久しぶりの連絡で嬉しくて即「是非お茶でも」と即答。ここ数日、不思議なほどフェイスブックを通じて彼女との思い出の写真が次々とあがってきて、忘れていた素敵な写真を共有しつつ・・会える日を楽しみにしていた今日この頃・・ (写真は彼女にプレゼントした鯉のぼりと平和コマ 写真家の彼女が撮影して掲載したもの)彼女の写真と思い出をつづった内容の更新が次々と掲載され、確か誕生日は2月なので何事かと思えば、彼女の勤務する国立自治大学ラジオ局の公式ページに追悼が・・ 再び呆然。今月はじめのエクアドルの友人に続く突然の他界にショック・・局ではデザインを担当していらして、公演の度に素敵なポスターとプログラムを作成してくれました。公演も見に来て下さって、終わった後に涙目で感想をのべてくださる純粋で繊細な方。プライベートでも何度も食事やお茶を御一緒したり、御自宅にも何度か伺ったり.. 今話題のイスタパラパに聖週間の報道写真撮影に連れて行ってもらったことも。甲高い声で「マリサノ―」と呼ばれる度、お姉さんができたような気がしました。ただ最近は以前の交流が途絶えつつあって気になっていました。今となっては手遅れですが.. 社会派の彼女とは最近のことで色々話したいことが沢山ありました。何時もメキシコの未来を常に真剣に考えていて、Ayostinapaの学生蒸発事件のことや、メキシコで女性が殺され続ける事件など、常に正義のため闘っている女性。 そういった闘いは時に身体にダメージを与える時があるような・・彼女にとって自分は癒しな友人だったのかもしれません。もっと傍にいることができれば良かった.. なにより最後に連絡をくれた時に何かできれば良かった.. 再び追悼の壁画に向かいつつ時を同じくして進んでいる「現在メヒコ」で進みつつあるプロジェクト。エクアドルの作家 Veronica Falconiさんのサポートを受け文章が完成。彼女の亡くなった昨日から始まったのですが、きっと彼女の魂が動かしてくれたのかもしれません。彼女が愛してやまないメキシコで出来る事を全て行う事を御約束。メキシコシティは毎晩のように雨が降り少し冷え込んでいますが、今夜の涙のような雨音はズット忘れられないと思います。 佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical