命日2回忌の御約束 Promesa para Memoria 2th de Paty
パンデミックが始まって間もない頃、久しぶりに「会いたい」というメッセージを頂いて「このウイルスが落ち着いてから喫茶店にいこう」と返信。とにかく恐怖で皆が家にヒタスラこもっている時期で、地下鉄など公共の交通機関を一切使用しない日々。その数日後に訃報。この時にタクシーに乗って会いに行っていたら彼女は亡くならなかったかもしれない・・その大反省からコロナ病棟への「お届け」(配達)が始まりました。丸2年間、様々な病院での「羽ばたき」プロジェクトでコラボ活動の日々。その最中に招待された病院へ向かう直前のアクシデント、負傷したまま病院へ向かい骨折していることが発覚。意外と重症で、そのまま病院で全て手続きを行い、手術、リハビリに至る中で公立病院の現実も目の当たり。パンデミックならではの状況も重なって衝撃な体験・・そこで相談にのって頂いた方は、病院を初めて訪れた際に受け付けて下さった方。その方を通じて広がった「羽ばたき」が相談を通じて更に大きく展開。今思うと本当に不思議な流れでもあるのですが、時折なるべくしてなるような正に「御縁」のような出来事が重なります。1年後、病院の待合室は「美術館」となりました。先日19日に75周年という記念すべき日が訪れ、メインイベントとして公式オープン。100を超える「メキシカン鶴」全て病院に勤務する方がデザインしたものですが、皆さん驚きのクリエイティブを発揮されて、物凄く興味深い作品が並んでいます。本人だけでなく家族と共に制作したものも数多く、結果的にパンデミックの間に家族との交流を模索する機会にも繋がったとのこと。何よりも作品が増え続ける度に患者さんの反響も高まっていきました。いつ展示が終るかと思えば、医院長いわく「これは永久保存するべき」 現在は病院内での展示なので患者さんのみが鑑賞できますが、近い将来に作品は美術館へ羽ばたく可能性もあります。そんな奇跡な1年、1800時間を超えるコラボレーションの一時もパンデミックで移動ができなかったからこそ出来たこと。命日を迎え2年を振り返りつつ新たな「未来」を模索。きっと現在は一区切りに向けての日々になりますが、大事に「軌跡」を残すことができるように・・それが亡くなった彼女への追悼としての御約束。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/