|
テーマ:たわごと(26875)
カテゴリ:日々思う事
昨夜残業中に思った
普段の仕事は肉眼で作業するものが殆どの弊社 今回は肉眼をちょっと超えたところでの作業 (複雑な形状した精密部品のバリ取り作業なんだけど、経験者無し) 加えて馴れない素材に悪戦苦闘・・・ 拡大鏡や顕微鏡を使っても最初は何がなんだ判らなかった 「ぽち丸さん、これ不良品です」 「え?どこが?!」 「手直ししてください」 「できた!」 「・・・かえって酷くなってますが・・・」 「にゃんでぇ~?オラちゃんとやっただよぉ」 「バカこくでねえ、ダメなもんはダメだぁ」 延々そんな事やってて時計の針が10時を回った頃に突然 心眼が開く 「あ、見えたかも・・・」 「マジで?じゃ、これのバリ削ってみ」 「・・・ほれ!」 「おお!オヌシ、見えたのじゃな」 説明のしようが無い感覚、視力じゃなくて目のモードが変わった 生活モードから拡大モードに 『見える』と『判る』がセットになって私の視機能にインストールされたよう 「あとはこの素材なんだけど、柔らかいっしょ? 本来の製品の形をイメージしてバリだけ掬い取るっつーか・・・ 仏像を彫るような気持ちで行けばいいと思う」 「は?何を彫るって??」 「一本の木の中に最初から仏様はいらっしゃるのよ 仏師は木の外にお連れするだけなの。ホレご覧、私の仏様」 「確かに見事なできだけど・・・あんたどうやって伝えるの?」 そう、私達の仕事は 正確で効率的な手順を確立して作業指導書を作り 実際作業するスタッフに技術指導をすることなのだった 「『心眼を開いて仏様を彫れ』じゃダメかいな」 「言い当ててるとは思うけど却下。 もっとつまんなくて判りやすい日本語考えて」 月曜までだってさ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日々思う事] カテゴリの最新記事
|