ぽち丸が行く・・・

１日延期になったものの朝方は雨



うう～。もう１日延期かと覚悟したら、学校ＨＰに『決行』の文字

弁当作りに取り掛かる前には何とか雨が上がったが、降水確率は高いまま
半日日程になってしまうかも・・・と思いつつ送り出す

去年同様、今年も体育大会には乗り気の次女

「頑張るから応援してね」

ああ、そうなんだ。頑張りたいんだ
今、そう思える環境にいるんだねとちょっと嬉しかった

開会式、超曇天の下でＰＴＡ会長挨拶














「え～本日は
青空一つ無い
最高の　
『熱中症にならない日より』
です！」














さすが会長！超前向き！！（笑）

でも晴天に恵まれた去年は、親も子も日に当たるだけでぐったりだったから
この曇天はありがたいのかもね。雨さえ降らなきゃね・・・

泣き出しそうな空の下、プログラムは進む
次女はお決まりの全員参加競技だけなんだけれども、それなりに忙しく楽しくしていた
傍らにはいつも仲良しさんの姿があって嬉しい

運動オンチな次女、クラス対抗競技では足を引っ張らないかとビクビクする私
そんな中で特に次女が頑張っているんだと言っていたムカデ競争が始まった

クラス全員が男女４つのグループになってリレー形式で競う
最初の女子グループから遅れだし
次の男子グループでも挽回ならず
そして次女のグループは・・・

遅い

と言うか、全然進まない

辛うじてちびちび進む間に他のクラスにゴボウ抜きされる

私は次女のクラスの控え席近くでビデオを撮っていたのだけれど
同じクラスの男子のお母さん方の声が聞こえてきた


「遅いよねぇ！」

「何？どうして足が合わないの？」

「ちゃんと練習したのかしら？」

「声が出てないからよ！！」


もう言いたい放題
すみませんねぇ、うちの子のグループがあからさまに遅くって

でも私は今日初めて気が付いたことがあるんだもん
次女グループにはいつのも親友Ｙちゃんと
もう一人修学旅行で一緒だったＭちゃんがいるんだけど
Ｍちゃんは、若干歩行が不自由なのよ
うちに遊びに来てくれた時や、学校でちょこっと会った時には気が付かなかった
今日屋外で歩く姿を遠目に見て、初めて、わかった

能力的にちょっとな次女や
機能的にちょっとなＭちゃん
標準的なお子さん達
ぱっと見じゃわからないけど、いろんな要素が詰まったチームが頑張ってる
ぱっと見じゃわからないからいろいろ言われることもあらぁな
でも私は幸いわかったからいい（笑）
他のクラスがゴールした後、ぶっちぎりの遅さで次のグループにバトンタッチ
それでも完走できて素晴らしいと思った

アンカーグループには気の毒だった
クラスが負けちゃったのは残念
勝ちたかった子、本当にごめんって思う
それでも、なんかいいもの見せてもらった気がする

レース後ちょっと心配したけれど
少なくとも次女たちに聞こえるように不平を言う子は居なかったようだ
みんな、成長したんだなぁ



子供たちの成長を噛み締めて１時間後
女子の競技を撮影しに、ベストポジションの次女クラス控え席へ
残された男子達に混じって観戦していると
小２ぐらいの女の子がお兄ちゃんにお茶を届けに来た


「お兄ちゃ～ん。お茶！」


中学生の中で恥ずかしいのか、女の子は逃げるように親御さんのほうへ走っていった

その姿が遠ざかってから・・・














「お兄ちゃ～ん。お茶！」


　　「お兄ちゃ～ん。お茶！」


「お兄ちゃ～ん。お茶！」


　　　　　「お兄ちゃ～ん。お茶！」


「おまえ～～～！
　毎日あんな可愛い声で
　『お兄ちゃ～ん』って呼ばれてんのかよ！」


「呼ばれ放題かよっ！！」


　　　「お兄ちゃ～ん。お茶！」


「お兄ちゃ～ん。お茶！」


　　「お兄ちゃ～ん。俺もお茶！」













「だって俺お兄ちゃんだろっ！！」














やっぱり中坊カワユス（笑）




もう一つカワユスだったのは２年生

障害物競走で５人が馬とびしながら進むエリアがあった
飛んだら馬になり、飛んだら馬になりで進むのだけど
腰パンでハーフパンツはいてる男子達
馬になって飛ばれた瞬間、パンツ丸出し状態に（！）
１人じゃなくて確認できただけで３人ほど
別に見たくて見たわけじゃないんだけど、全員トランクス派で
ブルーもしくはグリーン系のものをお召しだった
これを機に是非とも腰パンはやめて頂きたいと切に願う（笑）




そう言えばヒラＰだった私

今日は１時間半ほどテントに詰める任務があったんだけど超ヒマ
たまたま養護学校教諭のママ友さんが見つけてくれて、暫く話し込んだ
次女のことをずっと気に掛けてくれていて
進路のことも、だいたいこんなふうになりそうと打ち明けたら
彼女が考えていてくれたことと同じであったようでホッとした

中学以降のことは学ぶこともそのタイミングも自由に選べる
そんなことも改めて笑って話し合い
留年したって、退学したって、やり直しは効くんだもん
本人のやりたいようにさせてあげるのが一番いいよと背中を押してもらった
彼女のキャラクターなんだけど、本当に安心していろんな話ができて
なんと言うか・・・Ｐ任務だったはずなのに・・・
ごめんなさい、すっかり癒されてしまった
久々に、シャバの新鮮な風に触れた感じ
こういう時間が無きゃダメだったんだなぁと思う




次女のクラス、『できるお子さん』の選抜競技でもパッとせず入賞ならず

でも次女はご機嫌
完全燃焼できたらしい。良かったね


夜は母のおごりで焼肉屋さんへ。次女が頑張ったからご褒美だそうだ

たらふく食べて帰宅し、お風呂から出たところで猛烈な雨
そういえば今日は元々降る日だったんだと思い出す

親子して丸１日
日焼けしない環境で散々良い思いをして
全部終わってから豪雨って・・・


なんだか守られてるぞ！！



明日から元気に頑張ろうと思う