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2009.06.01
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何の予定もない日だった
相変わらず酷く身体がだるく､昼過ぎまでﾊﾟｼﾞｬﾏでｸﾞﾀﾞｸﾞﾀﾞしていたら 家の窓から弟の車が出掛けて行くのが見えた 図々しくちょっと用事を頼もうと義妹の携帯に電話したら 母を病院に連れていくところなので…と言う 胸がなんとなくおかしいと訴えているからA病院に向うと ﾊﾟｼﾞｬﾏで髪ﾎﾞｻﾎﾞｻだった私 追いかけねばと着替えにかかりながら 待って､もし心臓だったら一番評判の良いところに連れて行きたい 慌てて義妹にかけなおし循環器専門のB病院に行ってはどうかと伝えたが 運転している弟の判断でそのまま以前かかったことのあるA病院に行くと言う もし心臓ならB病院に転送してもらえばいいからと 引っ掛かった 引っ掛かったけれども取りあえず行くしかない 義妹に糖尿母の『お薬手帳』を持ったかきいた 持ってない 身支度して合鍵で実家に入り手帳持って追いかけた 病院に着くと母は処置室の中 薬の情報を伝えてしばし待つ 暫くして呼び込まれ 心電図も酸素量も異常がないので心臓は大丈夫でしょうと説明を受ける 血液検査の結果が出るまで点滴しながら待つことになった 一応心臓だった場合に備えて輸液量は押さえてますと話す看護師さんもにこやか 最近腰を痛めた弟は､待ち合いの椅子にかけるのも辛い状態だったので 私だけいれば帰りの足はあるからと母が気遣って帰した こんなときでも母は母だ ｢それでもなんとなく痛い｣と母は言う どんな症状なのか聞くと､胸の中心部の痛みと両腕のだるさ､息苦しさ… え？っと思った ｢冷や汗は出ない？｣ ｢出る｣ ｢それ先生に言った？｣ ｢言った｡聞かれたもん｣ ｢…｣ ｢心電図は3回も取り直し他のよ｡でも大丈夫だった｣ 引っ掛かった 引っ掛かったけれどもﾃﾞｰﾀ的にｼﾛなのか… 弟が帰って10分もしないうちに母の様子が変わった 横になっているのが辛いとﾍﾞｯﾄﾞに座り 座るのも辛いと横になる ﾅｰｽｺｰﾙ 医師と看護師が来てすぐ母戻す 吐き気止めを打ち再度心電図 ｼﾛ 少し落ち着き､医師から逆流性食道炎かもと説明 血液検査もｼﾛ 胃薬で様子を見る方向に 離れたﾃﾞｽｸから｢難しいんだよな～｣の声 医師ら離れてすぐまた苦しむ母 身の置き所がない､何とかしてと訴える 再度ﾅｰｽｺｰﾙ 一通りﾊﾞｲﾀﾙ調べてまた最初から問診される 苦しむ母､ろくに言葉が出ない また戻す母の背中から ｢吐き気はありますか｣と医師 ｢吐いてます!!｣と私 首を傾げながらまたﾊﾞｲﾀﾙ計ろうとするのを見てたまらず ｢極々小さな心筋梗塞の可能性も無いんですよね！｣ ｢否定はできません｡ですがｶﾃｰﾃﾙ検査は負担が掛かりますので はいそうですかとは行かないんです｣ 睨み付けた 循環器の医師がきた ｴｺｰ取っただけで診断がついた 急性心筋梗塞 即刻ｶﾃｰﾃﾙ検査､ｽﾃﾝﾄを入れ血流回復 今のところ急変はなく､家族は自宅待機でよいと帰された しかし 病院に担ぎ込んでからのﾛｽﾀｲﾑ､一時間強 その間にも心臓組織の壊死は進んだんだ いろんなことが悔やまれる あの時…もし…だったら… ごめんね お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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