ぽち丸が行く・・・

私の数少ない長所に



『素直に人を尊敬できる』　というのがある


今の職場には尊敬できる先輩が多くいらっしゃるが

２０代の男性陣の仕事ぶりには、本当に感心してしまう

その中に、いま心から尊敬できる人がいる


ヒトの心の年齢は、必ずしも生活年齢と一致しないと子育てを通して知っていたし

自分が永遠の中学生だとも知っているんだけれども

こうも素直に
















「お兄ちゃんだ・・・」














と思える人に出会ってしまうと、自分の精神年齢の低さに愕然としてしまう

お兄ちゃんは２７歳、もうすぐ２児のパパさん・・・


私は主治医からはっきりと『発達凸凹』のお墨付きを頂いているぐらいなので
周りに気を配る能力がずば抜けて低いんだけれども
お兄ちゃんはその辺が信じられないぐらい高い
高い上に周囲の仕事がうまく回るように計算する速度が速い
そして、許容範囲内の自己犠牲を厭わない
違うな・・・
許容範囲内であるかのように涼しい顔で効率上げてこなしてしまう
常に涼しく、優しい顔


「こっちに余裕があろうが無かろうが相手にはカンケー無い話でしょ
　だったら顔に出す必要なんかない
　自分の負担が大きくならないように段取り考えながら
　やるべきことをやるだけ」


自分は相手に余裕があるか無いか常に気を配っているのに
どうしてこんな事言えるんだろうか
私なんか常時顔に　「もう無理です！」　って書いて歩いてるのにね
求めずに与える。いい人すぎ


私が永遠の中学生であるように
彼も本当は２７歳じゃないんだろうなと思う

最近は一緒に組んで仕事をすると
出来の悪い妹を持った兄のように我慢強く私を指導してくれる
出来の悪い妹がいっぱいいいっぱいになっている時
出来の悪い妹に勘付かれないように
出来の悪い妹の仕事をそっと片付けておいてくれたりする
出来の悪い妹はそれでも失敗したりするんだけれども
出来の悪い妹が萎縮しないように駄目出しをして、噛んで含めるように教えてくれる

兄さん・・・

年取った妹は何時になったらあなたのこの労力に応えられるんでしょう


「頑張ります・・・」

「頑張ることじゃないよ
　頑張らなくていい、力むとロクなこと無いから
　持ってる以上のものなんて出せないんだから
　静かに底上げしといて、緊張しないで臨めばいいの」


この人がいるから続けていられるのかもしれない



彼の境地には



一生到達出来ないけどね