スローな一日
忙しさも一段落し、細かい用事を処理している。テレビでは中国の日本総領事館でおきた事件のことで、日本側の主張と中国側の主張で言い合いになっていることを報道している。ものすごくもどかしい思いだ。お互いの権利よりまず、当の北朝鮮人難民らの希望を最優先すべきである。自由を拘束すること自体が問題であり、その問題の根源を改善させるべきだ。 彼等が本国へ戻されれば命の保証はないという。これは周知の事実であり、中国で仕事をしていながらそういう民族情勢を配慮したとっさの判断すらできない総領事館の人には、憤りをおぼえる。 毎日のニュースは、心痛む報道ばかりだ。漫画家の藤子不二雄(A)さんは、創作活動のためにいつも気持ちを明るくしようと、新聞も暗い気分になりそうなものは避けているという。私自身、時にはこういう考えかたも必要だなと思う。あまりに嫌なニュースばかりで、まともに考えていたら暗くなってしまう。 日本総領事館の対応がまともだったら、今回の映像は良いニュースになっていたのにと思うと、本当に残念である。