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熊野本宮大社の主祭神は素戔嗚尊様です。この神様は基本的には荒ぶる神なので呼んでいただけるとなったらとても強い力で呼んでいただけるのですが、とてもぶっきら棒な神様なので御座所に行っても「よう来た、よう来た」とはなりません。勝手に挨拶して帰ったらよい、という感じです。少なくとも私にはそういう風に接してこられているような感じです。
補陀落山寺については補陀落渡海という風習がとても興味深くて、漫画家の諸星大二郎氏の作品に表されるようなおどろおどろしい印象があります。ニライカナイという極楽浄土が海の彼方にあると信じて渡海船を仕立てて人を海に流す風習が補陀落渡海というものだと捉えています。寺院には渡海船が展示されていましたが、思っていたよりも立派で大きなものでした。これは異界というものを本当に信じてある意味命を大切にして渡海させようとした意図が少し見えるような気がします。海の彼方に本当に天に通じる場所があると霊的に視えていたのではないかと思われました。
熊野那智大社は飛滝とされる那智の滝が主祭神であり、大己貴神(おおなむちのみこと)がその根源神とされています。要するに日本の蛇神様の総本山のようなものだと私は感じました。以前から書いてきましたが「加賀の国」の「かが」は古語の「かか」=「蛇」のこと。蛇神の国であるこの加賀に住んでいる限り蛇神様とのご縁は深く強いものになります。それ故に那智大社へお邪魔するととても呼吸が楽になる感覚がありました。あの場所は私を賦活してくださる場所のように思います。
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最終更新日
2024年05月15日 06時23分56秒
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