年寄り臭いことを書きます。私も含めてですが、現代人は我慢するということをとても苦痛に感じるようになってた来たように思います。現代社会は「人に快適さを提供する」ことを目的に発展してきたように思います。話したいと思えば手の中にスマホがあって、何かわからないこともスマホやタブレットですぐ探せるし、どこか行きたいと思ったら新幹線や飛行機や車があって昔より簡単にすぐにその場所へ行けます。何か飲みたいもの食べたいものがあればコンビニやファストフード店がすぐ近くにあるし、何も「我慢する」必要がありません。
だから簡単に人の悪口や批判をする、人を傷つける、人を簡単に殺してしまう。気に食わない他者の車にあおり運転をする・・・我慢することを社会全体が否定する世の中ですからこれらのことが当たり前にできるようになってぃっているように思います。
昔は何でも我慢することが当たり前でした。電話がなかったから手紙やはがきで人に思いを伝えることが当たり前で、買い物には遠い市場まで歩いて行くか自転車でした。暑くても我慢、寒くても我慢、時にはお腹が空いていても我慢でした。我慢していると想像力が育まれます。他者を思いやることが当たり前になります。
今の社会を否定しても何にもなりませんが、若い人たちに何らかの我慢を知ってもらうことも教育の一部としてあっても良いのかもしれません。
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最終更新日
2024年06月13日 06時10分36秒
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