経絡指圧の創始者である増永静人先生の書かれた言葉なのですが、指圧という施療を10年以上続けていると他者の身体の中を流れている「氣」の道筋がわかるようになり、それによって痛みやしびれ、そういうものの原因になっている箇所がわかるようになります。それを先生は原始感覚と呼ばれました。間違いなくこの解釈であっているかどうかは確かではありませんが、私はこう思っています。
本当に古代の人間はほとんどの人がこの原始感覚を備えていて、今のように医学が発達していない時代に鍼灸や漢方薬や指圧マッサージの類で他者を癒す術にしていたのだろうと思います。自分がその感覚を身に着けてみると非常に自然なことだということがわかります。人というのは基本的に自然と他者と感覚を共有することが出来る生き物なのです。相手を思いやる気持ちというのは人の基本にあるものなのだろうと私は信じています。人が物欲にとらわれずに他者を思いやる原始の心を持つようになれば世界は今よりもっと平和になるのだろうにと思います。
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最終更新日
2024年07月03日 06時09分53秒
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