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朝、川沿いを散歩していると桜並木の葉の茂みからセミの鳴き声がこれでもかというばかりに降ってきます。こんな時間に鳴くのはひぐらしとかツクツクボウシなのですが、今朝はアブラゼミも一緒に鳴いていました。蝉たちも日中の暑さを避けてこういう少し涼しい時間に鳴くことにしたようです。昔は日中の最高気温も今ほど高くはなくて、アブラゼミは平気でジリジリと鳴いていました。そして夕暮れの少し涼しい時間に遠くからヒグラシの涼しげな鳴き声が聞こえてくるのが夏の定番でした。
日中の騒がしいアブラゼミの鳴き声の集団を私は蝉時雨と捉えたり、山裾の森の際で聞こえてくるヒグラシやツクツクボウシの鳴き声の合唱を蝉時雨と捉えたりしたものです。 現代では蝉たちの集団避難のような朝方の鳴き声を蝉時雨と呼ばざるを得ないようです。 風情というものが気候変動で無くなっていくのか、変化していくのか、人の暮らしも変動期に入っているようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年08月12日 05時49分15秒
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