アメリカのObesity(肥満)問題
今日はだんなが夕食にバーガーが食べたいと言って自分でグローサリーに行って挽き肉、その他の材料を買ってきたので、ディナーはだんなに任せるとして、私はベッドルームでTVを観始めた。チャンネルサーフィンをしていたら、MTVでTrue Lifeなる番組が始まった。3人のObeseな人達の生活についてだった。元々ぽっちゃりだったのが、足首の病気かなにかであまり動けなくなり、3年間に300lb増えて、現在600lb近くまで太ってしまった女の人、350lbの高校生で自分の食欲を全くコントロールできない男の子、220lbくらいで、プラスサイズのモデルを目指してる女の人、の3人。600lbの人は、申し訳ないけど、皮膚のたるみ具合とか見ていてちょっと胸にぐっとくるものがあった。人間の皮膚ってあんな風になるんだなぁってちょっと気持ち悪かった、っていうのが正直な感想。滅多に外に出ない彼女だけど、ご主人のために外食しようと出かけたのはいいけどレストランに入ってすぐ、小さい女の子が"She is so big!"って言うのを聞いて、とっても傷ついてた。最初は女の子が何ていったのかちゃんと聞こえなかったらしく、ご主人に「今あの女の子、何て言ったの?」ってきいたら、奥さんを傷つけまいとご主人が「さぁ、よく聞こえなかったよ」って言ったの。大きすぎてシャワーも浴びれない奥さんの体を毎日拭いてあげてるご主人。家事もほぼ全部やってるみたいだし・・・。すごい献身的なご主人で、奥さんへの愛情を感じたな~。モデルを目指してる女の人は超デカイって訳じゃないけど、ちょっとダイエットすれば絶対にすっきりしてきれいになるだろうに、と思った。でも、彼女はありのままの自分を愛していて、自分を大切にしてて、そういう彼女の姿勢が顔の表情にも出てて、生き生きしててそれはそれでいいんじゃないかと思った。問題は高校生の男の子。太っているのを気にかけているのに、自分で全く気をつけようとしてない。まぁ、食欲はコントロールが難しいから、と一歩も二歩も下がるとして、一番びっくりしたのは、アメリカでは最近よくやっているギャストロバイパスなる、胃を卵くらいのサイズまで小さくして痩せるという方法を見つけた彼が、その手術に全部頼ろうとしている事。彼のお母さんは健康にいいものを食べなさいって日頃から言っているのだけど、それに対しての彼の返事は「手術をすれば僕の肥満問題は全部解決されるんだから、今は好きなものを何でも食べてもいいんだ」という、何とも他力本願なもの。ファーストフード、バッフェ、スイーツなど肥満のもとになるものをすごい量食べている彼。道を歩いていると"Hey, big ass!""Lard ass!"という言葉が飛んでくる。それに対してへらへら笑っている彼。人間気にしなくなったらオシマイなのかな。アメリカに住んでると、自分の太ってる加減がどうもよく分からなくなってくるのだけど、胸の下の段が一つ、二つと増えるたびに、おばちゃんに一歩一歩近づいて行ってるのね~とガックリきちゃうわ。私の体、年を取るにつれて脂肪分がどんどん増えてきてるみたいで、体にしまりがなくなって来てるのがよ~く分かる。私も日頃からダイエット、ダイエットと言っているけど、それは今ちょっと太り始めたぞ、という時に、手遅れになる前に何とかしなくちゃ、と一応思っているから。その男の子はもう自分で痩せるのは無理だから、と諦めの境地に入っているのだろうか?私が今働いてる会社にもギャストロバイパスの手術をして痩せた人がいるけど彼女は重度の糖尿病で、一日に注射を15本も打たないといけなかったそうで、手術しか方法がなかったみたい。今は一本も注射を打たなくてもよくなったんだって。「True Life」を観ていて、私はうちのだんなの事を考えずにはいられなかったよ。そりゃー、Obesityからはまだ程遠い彼だけど、食欲をコントロールできない彼。カロリーの多いものを食べがちな彼。お父さんも糖尿病だし、やっぱり気にせずにはいられないのよね。だから、だんなにダイエットしてほしかったら、私が自分から何かを始めなくっちゃ、と思い、一時やっていたLow Carb dinnerをまた作ろうと思うの。最近Food TVで"Low Carb and Lovin' It!"なる番組もやってる事だし今度はちゃんとLow Carbのディナーを作ろうと思います!多分始めるのは来週からとかになると思うけど、それまでに冷蔵庫のお掃除をしておかないとね~。私のランチは、今日母から子持ち昆布などが届いた事だし、おにぎりとかになっちゃうと思うけど、ディナーは何とか頑張りたいな。Low Carb dinnerを作り始めたら、今度は夕食メニューをご紹介しますね。コンテンツにダイエットのコーナーでも作ろうかしらねぇ・・・。