クマリンについてもう少し綴ります。
こんばんは。もう8月なんですね~早いものデス。お盆休みのある方はあともう少し、お互いに頑張りましょうない方は、今年は涼しい~と周りでは言っておりますが、やっぱり暑いですよね~暑い中お疲れ様です。どこかで長いお休みが取れますように!さて…今日は、昨日のブログ(7月6日のブログにも追記しましたが)に書きました、「クマリン」という成分について、もう少し綴ってみたいと思います。忘れもしません、7月29日のブログで、「次は、具体的にどんな成分が、どれだけ怖いのか、ご紹介できたらと思います。」などと書いておりました。本当に…こんな形でご紹介することになるとは、情けないデス…クマリン…あんたがかわいいのは、名前だけだよ…昨日、「クマリン」は、シミの原因となる成分だ、とだけしか書きませんでしたが、もっと細かく、特徴と起こるおそれのある症状についてご紹介すると、 ●香りはよいらしいです。実際にかいだことはないのでわかりませんが… ●でも、ミカン科(果実・果皮に更に多く含まれる)・ セリ科・マメ科に特に多く含まれている、と聞けば、納得できるかも… ●昨日も書きましたが、他の植物にも含まれています。 コスメの成分としては「(植物の名前)エキス」とか、「(植物の名前)油」 というふうに、表示されます。 (だからといって、全ての「~エキス」「~油」にクマリンが含まれている わけではありません) ●お肌や目、呼吸器、果ては消化器にまで炎症を起こす恐れがあるそうです。 ●この成分をお肌につけていると、日光や外気にまで敏感になってしまう そうです。 これらによって引き起こされた皮膚炎などが、シミの原因となります。更に「クマリン」のお友達…(この説明じゃだめデスカ?…って、あかんワイ!ミジンコ頭の私でも、わかりやすいように書いてミマス)クマリンの構造の一部が、他の原子や、炭化水素にくっついた色々な原子の集団に、変わったものたち、というのも多数存在しています。これらの成分たちは、まとめて「フロクマリン」と呼ばれていますが、…(ぜいぜい…)……すみません、これをまとめるのに、ミジンコ細胞をかなり消耗シマシタ。(「誘導体」とか「官能基」とか…ナンデスカそれハ?というわけで、とても自分ではわかりませんデシタ。久々に、高校時代に化学で習った、六角形もどきが並んでいる図を見ましたよう)「フロクマリン」は、上の特徴は同様ですが、更に ●「光毒性」という、シミを作る性質があります。…って、「光毒性」ってなんですの?「光毒性」トハ。フロクマリンの成分が紫外線に反応して、皮膚にかゆみや、発赤(ほっせき:皮膚の炎症の一つで、皮膚が赤くなる症状のこと)、シミなどの、色素沈着が起きることだそうです。この現象を逆に利用して、尋常性白斑(皮膚の色素の一部が脱色してしまう、後天的な病気。この病気をお持ちの方と交流しても、伝染することはありません)の治療に使われたりするそうです。また、欧米では、色が黒くなりたいと望む人が多く、フロクマリンを含む成分を使ったコスメもあるそうです。病気の治療に役立つのは、よいことだと思います。ですが、まだ、界面活性剤のような、お肌の自然な防御機能を壊してしまう成分が、コスメに含まれていなかった頃ならまだしも、今の私たちの肌は、界面活性剤を多用したコスメたちによって、(恐らく、界面活性剤が含まれているコスメを、使ったことない、という方は、殆どいらっしゃらないのではないかと思います)お肌の防御機能が、とっても低下している状態にあります。 ※どうして、界面活性剤が、お肌の防御機能を壊すと言えるのか、 …この辺については、また詳しく書きマスね。そんな状態にあるお肌に、皮膚に異常を起こすものを塗ったりしたら…お肌の状態が普通の時と比べて、しみこんでいってしまう率はまだわからないようですが、少なくとも、普通の状態より、効果てきめんになってしまうのは、想像できますよね。(欧米で、フロクマリンを含むコスメが使われていて問題ない理由が、私にはまだよく理解できていないので、これについての言及は避けマス。理解不足ですみません)この度のことは、本当に私の勉強不足としか言いようがありませんが、自然のものから作るからといって、全て安全だとは限らないのですね。自然のものも、自然界で生き延びるために、その姿に進化したということは、外敵から自分を守るために、何らかの「しこみ」をしていてもおかしくない。それは、人間の五感にとっては、香りがよかったり、さわやかだったりするけど、あくまで、それは「人間にとって」なだけで、自然界では、その香りが嫌いな外敵から身を守っているのかもしれません。例えば、実家の猫の話ですが、まだ若かりし独身時代、私もしおらしく、フラワーアレンジメントをやっておりました。その花材で、よくユーカリを使っていたのですが、いつも、他の緑の葉を使ったアレンジメントには寄ってきて、葉を食べる猫が、ユーカリを使ったアレンジメントには、あまり寄ってこず、まして、ユーカリを口にすることは、絶対にありませんでした。私は、ユーカリの香り、好きですし、…コアラは食べますけどね…うまく書けなくて、歯がゆいですが、そういうことなのかもしれないなあ、と思いました。クマリンについては、このへんでキーを止めたいと思います。この度の不勉強、重ねてお詫び致します。長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。おやすみなさい!あああお肌に悪い時間です明日もいい日になりますように。参考文献 「自分で調べて採点できる 化粧品毒性判定事典」(メタモル出版 小澤王春氏著) 「美容の医学 美容皮膚科学事典」(中央書院 朝田康夫氏監修)参考HP(順不同)(リンクはしておりませんが、法人さまのサイトは、リンクについて特にお約束ごとがなければ、リンクさせてもらいたいと思います) 「ゼノア化粧料本舗」さま 美しい肌のためにのコラム 「色黒になる成分 クマリンその1」~「(前略)その4」 今日検索して、びっくりしました! 勉強不足の私が悪いのですが、もう、感動デス 上の書籍の著者、小澤さんが社長を務める会社のHPデス コスメの安全性については、疑いようがないですが、 自分でも、事典早引きの練習のため、後日調べてミマス 「はてなダイアリー」さま(「誘導体」について) 「ねっとdeかがく」さまの 有機化学編 官能基とは? 「(社)日本アロマ環境協会」さまの「(社)日本アロマ環境協会について」 FAQ アロマテラピーについて 「尋常性白斑の情報交換のページ」さまの 尋常性白斑について(Apr.6,2003)いつもネットの広大な海で、おぼれながら勉強させてもらっております。ありがとうございます。よろしければぽちっと一票お願いします♪→「スキンケア上等!おつぼね2号のコスメのススメ」トップページへ