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カテゴリ:楽しむは音
今日1月27日は、多くの日本人が敬愛するヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの、250歳の
お誕生日でございます!生後250年経って、自分の何代も先の未来の人々にお誕生日を祝ってもらえるなんて、モーツァルトは、なんて幸せな方なのでしょう。 彼の生誕地ザルツブルクでは、生まれた時刻に合わせて、教会の鐘が一斉に鳴らされるのだとか。そして、リッカルド・ムーティが指揮するウイーン・フィルと、日本の誇る大ピアニスト内田光子さんがピアノコンチェルトを演奏するのだそうです。エキサイティングです!現地でお祝いできる方がうらやましい限りでございます。 昔、ピアノの発表会の曲を選ぶ時、近所のマリちゃんは、ショパンのノクターンを弾くことに決まったのに、わたくしには先生が 「モーツァルトの『ロンドニ長調』を弾きましょうか」 とおっしゃって、 「どうしてこんな退屈でつまらない曲を弾かなくちゃならないの?」 と、心では思いつつも、しぶしぶ同意いたした苦い思い出がございます。 ・・それが、今ではこの曲は、わたくしの大切な人生の友なのです。 いつ頃からなのでしょう。モーツァルトの素晴らしさに気づいたのは。 子どもの頃にはわからなかった、彼の音楽の深さ、提示とそれに対する答え、説得力、そして、天才にしか作り出すことのできない高い完成度を伴ったまさに「天上の音楽」なのだと気づいたのは。 彼がいなければ、音楽界は、そして世界は今、どうなっていたのでしょう。 ヴォルフガング、あなたの人生は、35年と短かったけれど、250年もの間、人々に幸せをもたらすという、誰にもできない偉業を成し遂げたのですよ!あなたは人類の宝です。 50年後の300歳を祝う2056年に、わたくしがまだ地上に生きていられるかどうかは、なんとも予測がつかない(限りなくあやしい・・)ことではございますが、いつまでも、モーツァルトと共に、人生を歩んでいきたいと願うのでございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 28, 2006 05:36:55 PM
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