昨日から、朝のNHKのドラマが新しくなりました。我が家は毎朝、BS-2を見ておりますが、BS-2では、7時半より「純情きらり」、7時46分より「君の名は」の再放送が始まりました。
「君の名は」が始まって間もなくすると、1麻呂、2麻呂共に、「お母さん、この音楽、コナンの音楽に似てる」と、口々に言い出しました。
男の子ふたりの我が家は、好きなアニメも「タンタンの冒険」、「天空の城ラピュタ」、「ロックマン・エグゼアクセス」など、男の子が主人公のアドベンチャーものが多く、彼らの言う「コナン」も、ここでは「名探偵コナン」ではなく、「未来少年コナン」のことで、強く優しいコナンとジムシーは、彼らのヒーローでございます。
わたくしはびっくり、そして同時にうれしさがこみ上げてまいりました!ふだん、わたくしはこういうことに反応が早くて、「あ、このCMの音楽、あの映画のサントラよ!」などと言うことが多いのですが、この時はわたくしより先に麻呂達が反応したのです。(わたくしは、自分の出勤の準備に追われていることもあって不覚にも気づきませんでした。)
「えっ!あなた達、そんなことがわかるの?すごいじゃない!!」うんうん、普段はやんちゃだけど、こういう感覚はやはりわたくし譲りでなかなか鋭いじゃないの!!
なるほど、言われて注意して聴いてみると、確かに雰囲気といい、楽器の使い方といい、似ています。
「お母さんは番組のテーマが流れた時は、テレビのそばにいなかったから、音楽を担当している作曲家はわからないけれど、もしもコナンと同じなら、池辺先生よ。明日の放送で確かめてみようね」
そして、今朝の放送。果たして、「音楽 池辺晋一郎」のクレジットをしっかり目にしたのでございます。
麻呂達、素晴らしい!彼らの音楽への造詣(と言うと大げさですが)は、少しずつではございますが、確実に育っているのですね。そのことを実感することができ、苦しいことも多いけれど、音楽を続けてきてよかった・・と、しみじみ思う麻呂母でございます。
ところで、作曲家の作風って、必ず作品に反映されていますよね。言い換えれば、その作曲家の特徴、あるいは癖とも言えますでしょうか。たとえばチャイコフスキーの交響曲。感傷的で、何度も反芻するように繰り返されるメロディ、管楽器を派手に使ったオーケストレーションは、1番から6番全ての作品に共通してみられる作風です。
バッハもモーツァルトもベートーヴェンも、ラヴェルもドビュッシーも、ワーグナーも、そしてプロコフィエフも・・。クラシックの「新曲」・・・、つまり、自分にとって初めて耳にする曲が、一聴しただけで誰の作品なのかがわかれば楽しいものでございます。「音楽への旅」は、こんなところから始めることもできるのですよね。
麻呂達の旅も、始まったばかりでございます。