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La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

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April 29, 2006
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カテゴリ:楽しむは音
朝9時をだいぶ過ぎてから思い出しました!
今日は、NHK-FMで「第74回日本音楽コンクール受賞者発表演奏会」が放送されるのです。
先日の水曜日には番組があることを把握していたのに、すっかり忘れておりました。
慌ててラジオをつけると、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番の第4楽章が聴こえてきました。
「ああー、第3楽章のカデンツァ、聞き逃してしまったわ・・」残念でございます。
ショスタコーヴィチのこの1番のコンチェルトは、第3楽章の後半部分で、100数十小節という長大なカデンツァを有しています。暗い情念を帯びた、時代に抑圧されたショスタコーヴィチ自身の魂の叫びともとれる旋律で、聴く者の心を捉えます。
この演奏会でこの曲を弾いているのは、ヴァイオリン部門で第1位を獲得した植村太郎さん。桐朋学園大の方です。
昨年の本選時の課題曲は、シベリウスとバルトークの2番のコンチェルトのどちらかを選択するというものでしたが、本選進出者の中で、彼だけが超難曲のバルトークの2番を弾きました。その模様は、BS-2で拝見いたしましたが、「ポーカーフェイスの秀才」という印象の彼、バルトークが本当に板についていて、やすやすと弾きこなしていました。音色も伸びやかで美しく、本選に進んだ4人の中でもダントツに素晴らしく、納得の1位でございました。
その彼の今日のショスタコもまた素晴らしかった!会場で聴いてみたかったほどです。
次は、ピアノ部門第1位の海瀬京子さん。東京音楽大の方です。東京音大の方が音コンで1位を取ったのは、1999年のヴァイオリン部門、岩谷祐之さん以来の快挙ではないでしょうか(間違っていたらすみません)。海瀬さんは、昨年のピティナのコンクールでも優勝した方です。
曲はシューマンのピアノ協奏曲の第1楽章。あの、演歌のような旋律の曲です。
不思議なことに、彼女は第1楽章しか演奏しなかったらしく、第1楽章が終わるとすぐに拍手が沸き起こりました。それとも、時間の関係で第1楽章だけ抜粋で、拍手の部分はうまく編集したのでしょうか。普通、全曲弾きますよね。
声楽部門第1位の志田雄啓(たけひろ)さんは、ヴェルディとプッチーニを披露。プッチーニはトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」で、ちょうどこの演奏会はトリノ五輪で荒川静香選手が金メダルを取ってから10日ほどしか経っていない3月3日だったこともあり、ブラボーが盛んに飛んでいました。
皆さんの今後のご活躍をお祈りいたします。
音コン、今年も10月が来るのが楽しみなのでございます。





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Last updated  April 29, 2006 06:06:50 PM
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