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テーマ:好きなクラシック(2317)
カテゴリ:楽しむは音
昨日、FMでこの曲が流れていたのですが、もう一度きちんと聴きたくて、今朝の再放送を
タイマーで録音、今日、帰宅後ゆっくり聴くことができました。 一聴して、フォーレとわかります。なんとも微笑ましい。 第1楽章、大好きな1番のピアノ四重奏曲とそっくりなメロディが出てきます。 第3楽章は、5月の風の中を走るようなさわやかなイメージで、最後はピツィカートで軽やかに 閉じます。 第4楽章の主題。あ、このメロディ、何かの曲と似ている、何だったかしら・・・・と、悩むこと 数十分。ついに思い出しました!おお、なんと、やっぱりフォーレでした。 4手のためのピアノ曲「ドリー組曲」の第3曲、「ドリーの庭」の中にあるメロディにそっくり! まあ・・。新しく、そしてうれしい発見でございます。 調べましたところ、ピアノ四重奏とこのソナタは、作曲時期が重なっていますが、「ドリー~」は ずっと後年の作品。 不思議ですね。年月は経ていても、根底にあるものは変わらないのですね。 曲を聴くだけで、誰の作品かがわかる、すなわち、「作曲家の特徴が作品に表れる」という、 わたくしが勝手に提唱したテーゼ。 ここにも、作曲家フォーレの特徴が表れている実例を見ることができました。 今回の演奏は、ギル・シャハムのヴァイオリン、江口玲氏のピアノ。フォーレの優雅で流麗な 音楽を、余すところなく表現した秀逸な録音でございます。 江口玲さん、ニューヨークを拠点にご活躍されるピアニストですが、実は追々、あるステージを 拝見できる予定がございます。 このヴァイオリン・ソナタの彼のピアノ、とても素晴らしくて気に入りました! 演目にリクエストしたいくらいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 30, 2006 10:54:57 PM
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