麻呂達を連れて行った歯科医院に、「サライ」6月1日号が置いてありました。
OLだった頃、定期購読していたサライ、久しぶりに手にとってパラパラとめくってみました。
音楽評論家の黒田恭一さんのCD紹介コーナーは健在。
そして、そして、そのページには大きくこのCDの写真が!
染色作家であり、ブロンズ作家でもいらっしゃる望月通陽(もちづき・みちあき)氏の
デザインによる、リュート奏者のつのだたかしさん、メゾソプラノ歌手の波多野睦美さんが
コラボレートしたCD「涙の形 ~The Alchemy of tears~」。
望月さんは、今まで何度もつのださんのCDジャケットをデザインされていますが、この
CDは存じませんでした。(黒田さん、取り上げて下さってありがとうございます。)
望月さんの著書「方舟に積むものは」は、わたくしの愛蔵本。
芸術家の視点、少年のような視点を持った望月さんの、静かな音楽のような語り口で
綴られるエッセイ集でございます。
エッセイに溢れる魅力的なお人柄、作品の静謐さに惹かれ、彼の個展を拝見したいと
思いつつ、気づくといつもすれ違いの日々。
今年こそは、ご縁があることを願っております。