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La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

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June 8, 2006
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カテゴリ:楽しむは音

毎日、朝は、時計代わりにBS-2を見ています。連続テレビドラマ「純情きらり」で、
今、ヒロインの桜子ちゃんが弾いているモーツァルトのソナタが気に入って、楽譜棚に
入っているモーツァルトのソナタ集をめくってみたら、・・ありました!ハ長調K.V330。
早速弾いてみることに。軽やかで、コロコロと、気持ちよく音の粒が指先からあふれて
ゆきます。1麻呂の伴奏レッスンもそっちのけで、第1楽章を夢中でさらいました。
ああ、モーツァルトが弾けることの幸せ!名だたるピアニストのような「天上の音楽」には
程遠くても、楽譜の行間からのぼり立つ高貴なメロディを辿るだけでも心が満ちてゆくのが
わかります。しばらくこの曲に耽溺しそうな気配でございます。

6月8日は、ロベルト・シューマンの誕生日。記念に、今日は、ジョシュア・ベルが弾く
ヴァイオリン協奏曲を聴きました。
精神に異常をきたしてから書かれたこのコンチェルト。実際に作曲されてから初演まで、
遺族の意向により、84年もの歳月を要したといういわく付きの曲。
ベルは果敢にも、あまたの演奏家には「不完全」と敬遠されるこの曲を自らの手で掘り起こし、
新しい息吹を与えているかのような演奏を聴かせてくれます。
多くの演奏家にとっては困難でぎこちない曲でも、聴いているわたくしは、ベルのお蔭で、
十分にロマンティックで内省的なシューマンの世界に浸ることができます。
カップリングのブラームスのコンチェルトは、どちらかというと持て余している雰囲気が感じ
られるのに対し、シューマンには、真正面から真摯に向き合い、この曲の本質を見極めようと
努めている姿勢が伝わってきます。
華やかでヴィルトゥオーゾ的な面はありませんが、シューマンらしい美しいメロディが随所に
見られる、隠れた名曲でございます。






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Last updated  June 8, 2006 09:54:21 PM
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