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La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~

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August 8, 2006
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カテゴリ:楽しむは音
少し前にFMから録音したエレーヌ・グリモーの「シューマン ピアノ協奏曲イ短調」。
どこかフランスの香り漂う、エレガントな演奏。

第1楽章、決して主張しすぎず、サロネンのタクトに呼吸を合わせて、オケと融合するが
ごとく、静かに展開してゆきます。シューマンの特徴である内省的な部分をうまく音に
乗せて、ゆるゆると坂をのぼってゆくようです。中間部、クラリネットがクララへの愛を歌います。
第2楽章の冒頭、先日聴いたマリア・ジョアン・ピレシュの演奏は、ちょっとおどけた
小気味良い感じだったのに対し、グリモーは、しっとりとした音色で「女」を感じさせます。
短い楽章ですが、ピアニストによって個性が出る聴かせどころの楽章ですね。
第3楽章、次第に熱く熱く、ヒートアップしてゆくオケとグリモー。
クララへの情熱を楽章の全てに籠めたような愛で満ちています。
「彼のこの素晴らしいコンチェルトを、オーケストラと一緒に弾けるのは女王様になった
ような気持ちです。」と自身の日記に書いたクララ。
グリモーも、クララの気持ちを理解しているかのように、この3楽章では音が立っています。
彼女も女王様になりました。
グリモー、昨年も来日しましたね。
この美しいピアニストの演奏会、一度訪れてみたいものです。

                   エレーヌ・グリモー





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Last updated  August 12, 2006 06:27:24 PM
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